甲子(きのえね)の大黒さま
京都旅行の最終日に京都の人気ホテル、グランヴィアに泊まりました。建物は新しく京都らしい客室に、接客も行き届いたくつろげるホテルでした。
朝食に出かけようと部屋から出ましたら、新聞が届けられていました。たまたま隣の部屋の新聞を見ましたら、英字新聞でした。京都に来られる外国人の大半は観光客です。日本語は読めないでしょうから、英字新聞を配るのは当たり前のことかもしれません。 当たり前のことを当然のようにおこなうことは、難しいことです。分かっていてもできない、言われればできるというのが、普通なのかもしれませんね。ですから、当たり前のことを当たり前にこなせる人はすごいと思います。 分かっていてもできない人と、分かっていることを実行できる人では大きな違いがあります。知らないことはできませんが、知る努力をし、当たり前のことをさらっとこなせる人になりたいと思います。 今日の目標 当たり前のことを、さらっとこなしましょう |
京都では暑くなってきますと、三条から四条にかけての鴨川沿いのお店で、写真のように川床で食事を楽しむことができます。
川床で食事をしますと、川風が気持ちよく暑さを忘れさせてくれます。私は冷房が苦手なものですから、人工的な涼しさではなく昔ながらの川床に感心しました。 人工的に作られたものは薬と同じで強い効果がある反面、副作用もあると思うのです。クーラーなら部屋は涼しくなりますが、その分の熱を外に放出しさらに暑くなってしまいます。また、冷え性になってしまう人もいます。 昔ながらの智恵は強い効果はありませんが、体にも地球にもやさしいものばかりです。今年の夏は風流に、昔ながらの智恵をいろいろと実践してみたいものです。 今日の目標 機械に頼らない生活をしてみましょう |
京都の雑貨屋さんの店先です。いかにも京都らしいと勝手に感じました。京都のお店は「京都らしさ」を意識しているところがたくさんありました。
では「山形らしさとは」と聞かれたら答えに困ってしまいます。また「あなたらしさとは」と聞かれても困ってしまいます。 個性の時代だといわれますが、自分らしさを確立している人は少ないのかもしれません。ファッションや趣味ではなく、人間的なところで自分らしさを持ちたいと思います。 自分なりの考え方を持ち自分のスタイルを崩さないで、相手とうまく協調できる人が、自分らしさを持っている人なのでしょうね。みんなと同じ部分と自分だけの部分がうまく同居できたら、いいですよね。 今日の目標 「自分らしさ」を考えてみましょう |
京都には歴史ある物がたくさん残っています。古い物と新しい物がうまく融合しているようです。
古いお寺や町並みなどは、この場所にあるべくしてある。なんの違和感も感じない雰囲気でした。外の喧騒など遮断するかのように、悠久の時が流れていました。 私たち日本人は新しい物を求めがちです。使い捨ての風潮が蔓延しています。ヨーロッパでは新宅はほとんどなく、車も長く大切に乗ることがステイタスになっているそうです。 私たちの心を打つものは新しい物ではなく、大切に受け継がれてきた物、大事に使っている物など、心をこめられた物ではないでしょうか。私も身の回りの物を大切に使い、心を込めていきたいと思います。 今日の目標 身の回りの物を大切に使いましょう |
みなさん、お久しぶりです。しばらくお休みをいただいて京都に行ってきました。私が京都で感じたことを「京都にて思うことシリーズ」として、しばらく連載したいと思います。
私が修行していたお寺に行ってきました。写真は日々打たれていた滝です。当時は厳しい生活に大変な思いをしていました。 ところが、久しぶりに行ってみますと、厳しい場所だったはずなのになんだか懐かしく感じました。 どんなことでも心に残ることは大切にしておきたいと思います。辛い思いも、悲しい思いも、もちろん楽しい思いも。遠い昔を懐かしめる思い出はいいものです。 年を取ったときに楽しめる、たくさんの思い出を作っておきたいものです。どんな思い出であっても懐かしく振り返られる頃には、大切な宝物になっているかもしれませんね。 今日の目標 思い出に残る一日にしましょう ...もっと詳しく |
お釈迦さまの時代、お坊さんはお寺を持たずに遊行の生活をしておりました。野宿と托鉢の生活です。いわば乞食のような生活でした。
私のことを考えてみますと、多くのご縁をいただいて生かされているわけです。自分の命、家族、友人。仕事など、すべていただきものなのかもしれません。 いただいたもので生かされている、誰もが乞食なのかもしれません。ですが、乞食が乞食であることを忘れ、当然のように要求するようになったらおかしいですよね。 「自分のものなど一つもない、すべていただきものなのだ」と考えられたら、どんなにすばらしいでしょう。感謝の心と謙虚さを併せ持ち、欲を抑え人と争わずに生きることができたら、どんなに楽でしょうか。私は乞食の心を持ちたいと思います。 今日の目標 いただいたご縁に感謝しましょう 副さんからのお知らせ 明日から一週間、旅行に行ってきますのでブログをお休みさせていただきます |
自分のことを不幸だと思っていらっしゃる方の多くに共通していることの一つに、被害者意識が強いということがあると思います。
たしかに、言い訳をしたり、誰かのせいにしてしまえば、自分に責任がなくなるわけですから、楽なように思えます。しかし、実際は楽になるどころか、余計に苦しくなってしまいます。 もし、自分の現状は自分の責任だと思えれば、自らの努力でいくらでも打開することができます。しかし、誰かに責任を押しつけてしまえば、世の中や相手を恨み続けるしかなくなってしまうのです。 自分の責任で苦労しながらも自分の人生を作っていくのと、世の中や誰かを恨みながら変われないでいるのと、どちらがいいでしょうか。写真はきれいな新芽です。自分で自分の新しい芽を育てましょう。 今日の目標 責任を引き受け、自分の人生を作っていきましょう |
人間は自分中心にしか、考えられないのかもしれません。嬉しい悲しいと人はいろいろな感情を抱きます。しかし、それはあくまでも自分がそのように感じているだけなのかもしれません。
ですから、相手の幸せを素直に喜べないときがあります。相手が悲しんでいるのに、寄り添えないときもあります。相手と同じ感情を共有するためには、何が必要なのでしょうか。 私は心の余裕が必要なのだと思います。自分が満たされていてはじめて、人の幸せを願うことができるのかもしれませんね。今日の食事の心配をしている人が、人の心配などできないのと同じなのかもしれません。 写真は自然の豊かな小野川の砂防付近です。心が豊かであるからこそ、まわりの人の心にも敏感になれるのかもしれません。心が貧しいと、自分のことしか見えなくなってしまいます。豊かな心で人の幸せを願える人になりたいと思います。 今日の目標 相手の幸せを願える、豊かな心を持ちましょう |
みなさんは仮末代という言葉を聞いたことがありますか。私は何年か前に、はじめてこの言葉を知りました。
私たちの口癖の一つにとりあえずというのがあると思います。「とりあえず、これでいいだろう」とか「とりあえず、このままで」と言うことがあります。とりあえずの状態で、そのままにしておくことを仮末代というのだそうです。 日常の生活では忙しくて、とりあえずということで簡単に片付けてしまいます。ところが、とりあえずに慣れてしまいますと、十分な時間があっても、しっかりしなければならないことでも、中途半端にしかできなくなってしまいます。 とりあえずで人生もとりあえずに、ならないようにしなければなりませんね。時間がなければ要領よく、時間があれば一生懸命に、うまく使い分けて生活したいものです。 今日の目標 「とりあえず」と言わない一日にしましょう ...もっと詳しく |
私の口癖の一つに「なんでもいい」というのがあります。良い言葉ではないのですが、つい口から出てきてしまいます。あまりこだわりのない人間なのかもしれません。
もちろん私も譲れないものを持っていますし、無気力というわけでもありません。ただ、こだわるものが少ないだけなのかもしれません。そんな私は「バカにされようと見下されようと平然としていられる」強さを持ちたいと思っています。 なにもいらないから、これさえあれば自分の自尊心を保ち、生きる活力を与えてくれる。そんななにかを見つけたいと思っています。写真はクジャクシダです。一見繊細そうなのですが、シダ植物は地中に大きな根を持ち、しっかりと自分を支えています。 私もしっかりと自分を支えられる人間になりたいと思っています。自分を支え導いてくれるものがあるならば、迷子になることもなくなるかもしれませんね。。 今日の質問 あなたを支えてくれるものはなんですか |
ハギの新芽の写真です。秋に花をつけるハギは、春の花の時期が終わった頃、伸び始めます。私は子供の頃「みにくいアヒルの子」が好きでした。私もいつかと思いながら、年を重ねているのが現状でしょうか。
マラソンはペース配分が大切ですが、人生もそうなのかもしれません。早咲きの桜は散るのも早いものです。自分の人生のどこで花を咲かせるのか、難しいところです。 私は着実な努力が報われた時が開花の時期だと思いますし、努力を忘れた瞬間から散り始めるのだと思います。大切に育ててきた植物が花をつけることは、うれしいことです。自分がどんな花を咲かせるのかを楽しみに、堅実な世話をしていきたいものです。 今日の目標 あせらずに、着実に進みましょう |
スズメバチが一生懸命に巣を作っています。昨年も蜂が多かったのですが、今年も多いのかもしれません。
スズメバチも生きるために子孫を残すために、頑張っています。しかし、スズメバチに刺されれば命を落とすこともあります。できれば、人里離れた山奥に巣を作ってもらいたいものです。 人間の世界でも、一生懸命に頑張っていることが他人の迷惑になることもあります。自分の願いとまわりの期待を一致させて頑張るのは難しいことなのかもしれませんね。 現代は欲望に忠実であれとまでは言いませんが、自分を中心にして生きていくことが多い時代です。ですが、まわりの人が自分に何を求めているのか、知っておいてもいいと思うのです。 今日の目標 まわりの人の思いを聞いてみましょう ...もっと詳しく |
ごめんなさい。その一言が言えなくて、多くの人を不幸にした。
ごめんなさい。その一言が言えなくて、自分をこんなに不幸にした。 ごめんなさい。その一言が言えなくて、後悔だけが残った。 ごめんなさい。心からこの一言が言えていたら俺は今ごろ何をしていただろう。 「雨のふる日はやさしくなれる」ー少年院から届いた詩集よりー 罪を犯し少年院に収監されている少年の言葉だそうです。なんだか考えさせられますよね。普段の生活の中でも、なかなか「ごめんなさい」が言えないものです。もっと素直になりたいのに、なかなかなれなれません。 人に頭を下げることは、勇気のいることかもしれません。でも、あやまらずに後悔するよりは、素直に「ごめんなさい」の言える人間でありたいと思います。 今日の目標 「ごめんなさい」と素直にあやまりましょう |
誰でも思うようにいかない時期、悪いことが重なるときがあるのかもしれません。苦労しなければならないのが、私たち人間の宿命なのかもしれませんね。
ですが、人間には適応力があります。苦しい状況に慣れてしまえば、苦労が苦労でなくなることもあります。困難の中で、それを乗り越える力を得ることができるのかもしれません。 よく「落ちるところまで落ちれば、あとは上がるだけだ」といいます。そう思えるのは困難に立ち向かえる覚悟を持った時なのかもしれません。写真はワラビです。人間に何度取られようと、あきらめずに芽を出し続けます。私たちも困難に負けずに頑張らなければなりませんね。 安易な生活に成長はありません。私たちは必要に迫られないと、経験や智恵を得ることができないのかもしれません。苦労から学ぶことはたくさんあります。苦労という名の道場で修行できることは、幸せなことなのかもしれませんね。 明日と明後日は都合により、お休みさせていただきます。 今日の目標 苦労に負けないようにしましょう |
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普段ですと車で移動することが多いものですから、外の景色など目に入りません。歩くからこそ四季の移ろいを感じられるのかもしれませんね。
忙しく余裕のない生活をしていますと、心が和む時間を持てなくなってしまいます。心に余裕を持つためには、時間に余裕を持ち、ゆっくりできる時間が必要なのかもしれませんね。
いつも忙しそうなのに余裕のある人というのは、きっと自分なりのくつろぎの時間を持っている人なのでしょうね。人間は走り続けることはできません。張りつめた心を癒す一時を持ちたいものです。
今日の目標
ゆっくり、心の和む時間を持ちましょう