甲子(きのえね)の大黒さま

　またまた「宗教と科学」の続編です。私は人間の本質とは信じることだと思うのです。信じることで私達の生活は成り立っているのではないかと思うのです。ただ、私達はそのことを意識していないだけなのかもしれませんね。
　
　自分にも希望があると信じられるからこそ、今日を生きることができます。家族を信じられるからこそ、安心して仕事に向かうことができます。友人を信じられるからこそ、愚痴をこぼすこともできるのかもしれません。子供の反抗期も自分が何をしても、両親から見捨てられないという信頼があるからこそなのです。
　
　現代社会は自分や相手を信じることが難しくなってきているのかもしれません。しかし、信じる力が安心を生み、不信が不安を作り出します。信じることで自分の生活が成り立っていると知ったときに、日々の生活に安らぎが生まれるのかもしれませんね。
　
　世の中のすべての人を信じることはできません。しかし、自分自身や家族を信じ、信頼できる友人や同僚を持ちたいものです。まったく意識していなかったことをあらためて意識してみると、目の前の風景が一変するのかもしれませんね。

今日の目標
　信じることを大切にしましょう

今日の写真
　当山から見た西吾妻山です。暖冬の今年は除雪がほとんどなく、移りゆく山々をのんびりと眺める贅沢な時間をもたらしてくれました。

2007.02.10：hs-1119：[メモ/幸せな人生]