甲子(きのえね)の大黒さま

 毎日生活しておりますと、割り切っていくしかないということがたくさんあります。自分の力ではどうすることもできないから、受け入れていくしかないという場面がたくさんあります。ところが、いくら頭で納得しようとしても、理屈でごまかそうとしても、なかなか難しいものです。よく人を説得する時に「冷静になって考えてみよう」とか「それがあなたの得になりますか」と問いかけます。しかし、なかなかうまくはいかないものです。自分自身に対してもなかなか割り切って生きていくということはできないものです。

 人間は頭で考えて生きているのではなく、感情を中心にして心で生きているのだと実感させられます。 
 
 そして、現代人は人間の中心となる心がうまくコントロールできずに苦労することが多いのかもしれません。 
 
 現代人は論理的な思考や数字を好むのかもしれません。GNP・平均寿命・偏差値・年収など、何でも数字であらわされます。また、感情を抑えた理性や損得に長けることが大人であると考えられる傾向もあります。私たちが中学や高校で習った数学を社会に出てから使っている人はほとんどいないことでしょう。では、なぜ数学を勉強するのかといえば論理的な思考を身につけるためなのだそうです。
 しかし、

 頭がとてもよく理論武装しているのですが、心の未熟な人が多くなっているようにも感じてしまいます。
 
 「キレる」という言葉が時代のキーワードの一つになっていますが、体や頭の発達に心の成長が伴っていないということなのかもしれません。学校は読み書きからはじまり、生きていくうえで必要な技術や教養を学ぶところです。では、心はどのように鍛えていけばいいのでしょうか。人間の心は社会の中で成長していく過程で自然と鍛えられていました。ところが、現代は社会の中にあった心を鍛える機能が低下してきているのかもしれません。

 たとえば、礼儀作法も・・・続きはまた明日掲載します。ご覧ください。 



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