甲子(きのえね)の大黒さま

大黒天はマハーカーラといい、インドでは恐ろしい戦闘の神とされていました。中国に入る頃には台所を守る仏として穏やかなお姿となり、日本に入ってからは大国主命と習合され、農業の神様となり現在は商売繁盛や開運招福の神様とされています。
 大黒さまが持つ徳とは精進です。欧米では働くことを辛いことだと考えます。それはエデンの園を追放さた時に、その罰として労働を与えられたと考えるからです。しかし、日本人は働くことは神様から任された大切な仕事だと考えていました。だから昔の人は喜んで一生懸命に働いたのです。言われたことだけをやっているのでは体しか使っていませんから、一生懸命とはいいません。体と頭と心を存分に使うからこそ、仕事の喜びも見えてくるのです。大黒さまの精進の徳とは、感謝の心をもって汗を流すことなのです。


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