甲子(きのえね)の大黒さま
人間関係
言い争いをするときに理屈vs理屈では解決しないんだそうです。お互いに本音を正当化する理屈では納得できないのではないでしょうか。
感情vs感情の言い争いは、その場では解決しなくとも相手の本心に触れるので「なんか悪いことをした」という反省の心が芽生えます。だから解決しやすいのです。小学生がケンカをしても、あっという間に仲直りできるのは、感情をぶつけ合うからなのかもしれませんね。 大人は理論武装してしまうため、ケンカをして親密になることができません。「私が正しい、あなたが間違っている」と相手を責めることに終始してしまいます。どんなに理性で相手を見ても、それは評価にしかならないのです。どうせなら有意義なケンカをしたいものですね。 今日の目標 理屈抜きに相手と触れ合いましょう。 |
冬になって蜂がいなくなってから取ったスズメバチの巣です。この巣の中に何十何百もの蜂がいたことでしょう。蜂は女王蜂を中心に統制のとれた社会を巣の中に作っています。ですから、小さな巣の中でも暮らしていけるのでしょう。
しかし、人間は主従関係で生きているわけではありません。誰もが自分なりの人生を生きる主役なのです。しかし、主役ばかりの劇はつまらないものです。主役にも脇役にも大道具にも音響にも、みんなで交代しながらできたら楽しい劇団になることでしょう。 主役ばかりでも脇役ばかりでも、良くないと思うのです。どんな役でもこなせる、演技の幅を持ちたいものです。 今日の目標 いつもの役割を変えて、やったことのない役をしてみましょう。 |
この写真は絵ではなく、トンパ文字という字なんです。トンパ文字は現在でも中国の奥地で使われている象形文字です。私が書いたのは耳という字です。
この文字が作られた古代から人間の耳は二つあったようです。みなさんは口が一つしかないのに、なぜ耳は二つあるのか考えられたことはありますか。 それは一つ話したら二つ聞きなさいという意味だと、前に教えられました。私たちは一つ話して一つ聞けるかどうか、二つ話して一つ聞くということもあります。ひどい人なら人の話をまったく聞かないで話す人もいます。でも、それは正しい体の使い方ではないのかもしれませんね。 相手の話を聞くことは相手を理解するうえで大切なことです。「あの人は人の話を聞かない」と言う人に限って、人の話を聞かないということがあるかもしれませんね。 今日の目標 今日はしっかりと人の話を聞きましょう。 |
昨年からの大雪で除雪車が大活躍です。でも、便利なものには危険が伴いますから気をつけなければなりませんね。
除雪車に巻き込まれなくても、人間に巻き込まれることもあります。自分の苦手な人と接していてイライラしたり、くやしくて相手のことが頭から離れなくなったりするのは、相手に巻き込まれている状態です。 いったん巻き込まれると、なかなか抜け出せなくなってしまいます。相手は気にもしていないのに、自分だけがイライラするのはくやしいですよね。苦手意識を持たずに、相手のペースに巻き込まれないようにしましょう。 今日の目標 イライラしてきたら、巻き込まれている自分を意識しましょう。 |
好きな人と接する時と、嫌いな人と接する時で、みなさんの態度はどのくらい違うでしょうか。
私はこの態度の差に気をつけなければと、自分に言い聞かせています。どんな人とでも同じように付き合えるのが理想です。もちろん無理なのですが、どんな人とでも楽しく付き合いたいという気持ちは持っています。 不思議なことなのですが、こちらが嫌だと思うと相手も嫌だと思います。こちらが楽しいと思うと相手も楽しいと思うものです。もし、相手が自分の心を映す鏡だとすれば、気をつけなければならないのは自分の態度ですよね。 今日の目標 みんなと仲良く付き合いましょう。 |
日本人を見て外国人が理解できないことのひとつに、相手の価値観を受け入れられないことがあるそうです。私たちは「自分と合うか合わないか」の二者択一の判断しかしないのかもしれません。
「あなたはそのように考えるんですね、私はこう考えます」とお互いの違いを認め合うことが苦手なのかもしれません。「あなたもそうでしょう」と同じ考えを求めてしまうのかもしれませんね。 価値観の違う人と、いかに生活するか、いかに仕事をしていくか、自分という人間を成長させていく過程で大切なことですね。相手を切り捨てることは簡単です。しかし、それでは偏狭な人間になってしまいます。 今日の目標 お互いの違いを楽しんで、生活しましょう。 |
この前、風邪をひいて寝込んでしまいました。体が弱っていると心も弱ってしまうものです。でも、そんな時ほど人のやさしさが心にしみこんできます。普段なら当然できることができない、どうしても誰かにに頼らなければならない、頼りたくなるのが病気の時です。
病気になると、健康なときには気づかなかったことを、いろいろと教えられます。一つには健康のありがたさ。もう一つは家族のありがたさです。誰でも一人では生きていけませんから、お互いに頼りながら生きています。しかし、普段は自分が頼っていることに、気づいていないのかもしれませんね。 あたりまえの生活の中では、見えていないことが、たくさんあるのかもしれません。 |
寒い時期はストーブのまわりから、離れられなくなってしまいます。いったん楽な場所を見つけると、なかなか動けないものです。
私たちは都合のいい人間関係ばかりを作りがちです。自分が何を言っても許される、自分を優遇してくれる、ことあるごとに褒めてくれる、自分のために動いてくれる、こういう場所は楽でいいものです。 しかし、こういった関係しか作れない、望まない人は考えてみましょう。たとえば、高校に入って部活の厳しさについていけず、自分の中学の部活にOBとして顔を出し、威張っているようなものかもしれません。 私たちに必要な人間とは、自分を叱ってくれる人、嫌がられても助言をしてくれる人、対等に付き合ってくれる人なのかもしれません。こういう友人を持ちたいですね。 今日の質問 あなたには、痛いところをついてくれる友人がいますか。 |
私のブログも少し変わりました。文字サイズや色を変えるようにしたのです。以前から変えたかったのですが、どうしたらいいか分からなかったのです。私はパソコンに苦手意識があるので、なかなか覚えられません。
誰でも苦手なものはあります、そして苦手なものはなかなか克服できないものです。今回は友人の助けをかりました。理解不能だったhtmlの世界から、必要なものだけを簡単に教えてもらえました。 一人で苦手な分野を頑張るよりも、その分野が得意な人の助けをかりれば、ずいぶん楽になります。一人で意地を張るよりもいいと思うのです。教えてくださいという素直な心が大切ですね。一人でダメなら二人、それでもダメなら三人と集まれば道は開けますよね。 今日の目標 お互い得意分野で助け合いましょう。 ...もっと詳しく |
人間関係を「めんどくさい」と思っていませんか。小学校では給食が残されて問題になっているそうです。家庭で親が嫌がる子供と向き合って、好き嫌いをなくそうとしないからだそうです。
書店には「尊敬される上司」のマニアル本が売っています。部下を叱って険悪な雰囲気になるくらいならばと買うのかもしれません。「仮面夫婦」という言葉もあります。喧嘩しながらも夫婦関係を築いていくよりも、楽なのかもしれません。 人間関係がおかしくなりかけると、「めんどくさい」が登場してしまいます。泣かれるぐらいなら、嫌われるぐらいなら、喧嘩するぐらいなら、我慢した方がいいと思ってしまうのかもしれませんね。 今日の質問 あなたは、相手との関係がおかしくなりかけると、どうしていますか。 |
毎年、この時期になると猿が裏山に顔を出します。写真はかわいい子猿です。母親から離れ一人で木に登って遊んでいます。
まだ小さいのに一人でいられるのは、よほど母親やまわりの大人を信頼しているからなのでしょう。自分に何かあっても必ず助けてくれるという思いがなければ、一人で遊ぶことはできないと思います。 言葉を話せない猿にも信頼という絆があるようです。人間の赤ん坊も言葉を話せません。でも、自分を大切にしてくれる家族の中で育つことによって、人を信頼することを学んでいくのでしょうね。 今日の質問 あなたは人を信頼して任せることができますか。 |
身体言語学の研究によりますと、コミュニケーションは
表情(本音)が55% 声 (本音)が38% 言語(建前)が7% の割合になるんだそうです。 最近はメールやチャットが私たちの意思伝達手段として多用されています。しかし、上の統計からすれば、わずか7%のコミュニケーションにしかなっていないのです。もちろん仕事ならそれでもいいのかもしれません。 しかし、人間関係を作る場合は7%の関係しか作れないことになってしまいます。まして、この7%は建前の部分なのだそうです。 本音の部分は表情や声に現れるのだそうです。相手と向かい合って話しをすれば、言葉では伝えきれないところをお互いに、くみ取りながら話します。機械に頼っていると、本当の会話ができなくなってくるのかもしれませんね。 今日の目標 ご無沙汰している友人と会って話をしてみませんか。 |
いかにも正月らしいお菓子ですね。日本には四季があり、多くの行事もあります。年中、同じお菓子を作っていたのでは楽しくありませんし、売れないでしょう。季節や行事にうまく合わせていかなければなりませんよね。
人間関係もそうです。一人として同じ人間がいないのに、すべての人に同じパターンの対応をしていては、同じような友達しかできません。それでは、人間としての幅が小さくなってしまいます。 大切なことは相手を理解しようとすることだと思います。理解しようとする心があれば、おのずと相手に合わせた付き合いができるのかもしれません。勝手に壁を作らないで、どんな人とでも付き合える人間になりたいですね。 今日の目標 自分が苦手だと思う人と、ゆっくり話しをしてみましょう。 |
ずいぶん前に耳にしたことなのですが、雪山で遭難したときに「自分のことを考えるか、自分の大切な人のことを考えるか」では生存率が違ってくるそうなのです。大切な人のためにと頑張った人のほうが生き残れるようです。
人間は自分のためには、なかなか頑張れないのかもしれません。だからこそ、私たちには家族や友人が必要なのかもしれませんね。 普段から、人のために一生懸命な人は、自分を支える大きな力をもらっているのかもしれません。 逆に自分のためだけに生きている人は、本来の能力を発揮できないで終わるのかもしれません。誰かのために頑張れる、そんな人になりたいですね。 今日の質問 もし、あなたが雪山で遭難したら、なにを考えますか? |
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ですから、私はいろいろな嫌な感情を次の日に持ち越さないように気をつけています。悪いことをしてたしまったと思ったら、その日のうちに素直に謝ります。自分がまわりから浮いていると感じたら、その原因を考えたり聞いてみます。
自分の中に不安があるからこそ、まわりの噂話が気になるのかもしれません。
まわりの人間を変えることはできません。ですから、自分の不安を放置しないで、その日のうちに安心に変えることが大切だと思います。問題や不安を「そのうち、そのうち」と棚上げするのではなく、「今日のことは、今日のうちに」とやるべきことをやっているという自信がボワールさんのように前向きに、まわりの評判や噂話に対して揺るがない自分でいられる秘訣なのかもしれませんね。
実際には難しいのでしょうが。その日の夕焼けを見る頃に安心して、今日一日が終われることに感謝できたらいいですよね。
今日の目標
今日の不安は、今日のうちに安心に変えましょう。