HPC・番組裏話

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どうも、基本的にカメラマンの木村です。
なんだかとっても久しぶりになってしまいました。



さて、本日、高畠高校の生徒と山形ろう学校の生徒が合同で授業を受けるというものを取材してきました。

私、恥ずかしながら、今まで生きてきて「ろう話者」の方とまともにコミュニケーションを取る機会というのは、ありませんでした。
それだけに、今回こういった合同で授業を受けられる生徒達をうらやましく思いました。「とてもいい経験になっただろうなぁ」と勝手に思っておりました。

そして、カメラマンとして生徒達の様子をカメラに収めていて思ったのですが、やはり、最初の方は両校の生徒共に、少し距離があるというか、「とまどい」のようなものを持っていたように感じました。

しかし、2人の方の講話を受けて臨んだ意見交換の場。

両校の生徒が入り乱れて10人位ずつのグループに分かれて、思ったことを言い合うのですが、ろう学校の生徒には「手話か筆談でないとコミュニケーションが取れない」ということを、高畠高校の生徒が目の当たりにします。多分少しショックだったんじゃないかな?
という訳で、基本的に口頭での会話ではコミュニケーションが取れないので、一生懸命に別の手段で伝えようとするんですね。
つたない手話であったり、紙に書いてだったり・・・。
ゆっくり、一言一言。
うんうん、うなずいたのを確認して次の文章を紙に書く。
とにかく一生懸命でした。

そこら辺から、両校の生徒達にあった距離がみるみる近づいていくのを、ファインダー越しに感じました。顔が変わっていくんです。最初は少し警戒したような、緊張したような表情なんですが、だんだん笑顔になっていく・・・。


そういうのを撮っていると、なんだかこっちまで嬉しくなっちゃいますよね。

そのグループ内での意見交換の最後の方は、けっこう楽しそうにワイワイやってましたよ。

こんなことを言うのもなんですけど、未来に希望が持てる光景でした。


それを通して、僕自身のろう話者に対する距離も、なんだか縮まったような気がした取材でした。



あ、写真無くてすいません。
今回は撮っている暇がありませんでしたので・・・あしからず。
2010.01.22:HPC:count(1,253):[メモ/日常のこと]
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