HPC・番組裏話

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大塚地区の運動会に出かけました。
梅雨が明けないため、
朝からジメジメの気候で
ただいるだげでも、ジワーッと汗が出ます。

しかし会場はやる気満々の
老若男女でいっぱいです。
中にはまだ開会式が始まってもいないのに、
新調した真っ白なズックの紐を、
きつく締め上げて
校舎の周りを走っている方がいます。

私:「おはようございまーす。
気合が入っておりますね。」
その方:「ハーハー、ゼイゼイ、ゼイハーハー」
私:「何さ出んなやっす。」
その方: 「ハーハー、ゼイゼイ、ゼイハーハー」
何を尋ねても返る答えは「ゼイハーハー」です。

本番まで持つんでしょうか。
とにかく意気込みが凄い。
服装はもちろんですが、
鼻の穴の大きさを見れば一目瞭然です。

それから数時間して
「60歳以上の100メートルの
選手の皆さんは・・・・・」
のコールが会場に響きました。

いよいよお父さん、出番ですぞ。
選手整理係の方が来る前、
もうお父さんはスタートラインに並んでます。
丹念に足首や腰を回して
その時を待っているのです。
目はゴールを見つめ、額には大汗。

そして、その時が来ました。
「位置について、ヨーーーイドン」

早い早い、早いの何の。
お父さん、
あなたは『昭和の麒麟児』だ。

思いました。
素晴らしい裏には、
見えない努力が有るってことを。
そして、それを引き出すためには、
「準備」が大切だって言う事を。

お父さん、脱帽です。
2003.08.26:HPC:count(1,416):[メモ/番組裏話]
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