今日は２月２９日。今年は４年に一度の閏年ですね。４年前の今日は何をしてたかな～とふと考えていました。 さて、明日からは３月！気候もだいぶ春めいて、雛祭も盛り上がってきますね。 当館では３月３日と２０日に、雛人形に色をつけてオリジナルのお内裏様をつくる体験イベントを実施いたします。 道具はすべて当館で準備いたします。 完成すると、この様になります。 　　 丸いお雛様の他にも、立雛・座雛がございます。 数に限りがございますので、電話でのお申込みをお願いいたします。 ＜雛人形　ぬりえ体験＞ 　日時：３月３日（土）　①１０時～　②１４時～ 　　　　 ３月２０日（祝）①１０時～　②１４時～ 　場所：本間美術館　新館２階 　定員：各回とも６名程度 　費用：１５００円 　お問い合わせ：０２３４－２４－４３１１（事務局）

酒田の傘福は、静岡県・稲取のつるし飾りや福岡県・柳川の輪飾りとともに、雛人形のお飾りとして全国的にも知られるようになりました。 現在は雛祭に多く目にする傘福ですが、その起源は観音堂を荘厳するための飾りでした。家内安全や無病息災、子孫繁栄など、庶民の切実な願いをこめお寺に奉納されたのです。しかし、その多くは役目を終えると御焚き上げされるため、本当に古い傘福は残っていません。 美術館にある傘福は、戦前・戦後に実際に奉納されたもので、飾りの一本一本に納めた方のお名前が記してあります。飾られた小物には意味があり、つくった方の思いが感じられます。 そんな貴重な傘福も、長い年月の末劣化が進み、展示に耐えうる状態ではなくなってきました。しかし、なんとか現状を維持し後世に伝えるべく、修復は始まりました。 ご協力いただいたのは「酒田傘福の会」の皆さま。酒田市内の傘福の展示や修復をボランティアで行っておられる頼もしい方たちです。 飾りを一つ一つきれいに掃い、ほつれや破れを直していく作業は、繊細で根気のいる作業のようです。 修復された傘福は、展示と保存を両立するため、天井から吊るすのではなく土台をつけ立たせる方法をとっております。修復材料も古布を使い、絹糸で縫い上げるなど、全く違和感なく鮮やかに甦りました！ 現在も、二つめ、三つめと修復作業は進行中です。酒田傘福の会の皆さま、本当にありがとうございます。 実際に奉納された傘福は、本館２階で展示しております。 現代の傘福のルーツとなった『傘福』を、ぜひご覧ください。

本日２５日より、雛祭古典人形展が開催です！ 雪の降る中、酒田雛街道を巡る多くのお客様に足を運んでいただいております。 本間美術館の「雛祭古典人形展」は、開館して間もない昭和２３年より続く歴史のある展覧会です。 現在は、新館・本館の全館を会場に２００躰以上の人形を展示。製作年も江戸中期から明治にかけてと、美術品としても貴重な人形をご覧いただけます。 新館では内裏雛・御所人形・衣装人形を、一躰一躰鑑賞できるようなかたちで展示をし、本館では段飾り・郷土人形・傘福などを賑やかに紹介しています。 会期は４月３日まで。ぜひお越しください！

開催中の展覧会『江戸・明治の人物画　－日本画・浮世絵より－』も期間が残りわずかとなりました。 １月２２日のギャラリートークには、悪天候の中お集まりいただきありがとうございました。ご好評をいただきまして、私たちも嬉しく思っております。（写真はその時の様子です。） そこで、２月１９日（日）午後２時から再度ギャラリートークを行います！前回参加できなかった方は、ぜひお越し下さい。 一口に人物画と言っても、描かれた背景は様々。描き方も時代を反映していて大変面白いですよ。「これは誰？」「なんの為に描いたの？」そんな疑問にお答えしながら、学芸員が解説します。 お申し込みは不要。入館券をお求めいただき、新館１階にお集まり下さい。

２月４日～１２日に開催される「テーブルウェア・フェスティバル2012」に、本間焼が出品されています。 「受け継がれる心とかたち・やまがた物語」～山形県～というブースの中で、鋳物やワラ細工などと共に受け継がれる山形の『ものづくり力』として、本間焼陶工・初代池田退輔と二代敬の赤茶碗が紹介されています。 会場は東京ドームとなっておりますので、機会がありましたらご覧ください。

大変な大雪が続いていますね。ピークは過ぎたとはいえ、まだまだ注意が必要のようです。春が待ち遠しいですね。 さて、2012年の「雛祭 古典人形展」ポスターが完成しました！現在、庄内地域を中心に県内外へ配布し、掲示のお願いをしております。 今年のデザインは、昨年の震災からの復興を目指し、それを象徴するような力強く前向きなものなっています。 内裏雛は館蔵の「寛永風雛」。貞享年間（1684～1688）に製作されたもので、男雛のほっそりとした頭が特徴的であり、頭と冠が一体となった寛永風の共冠作りとなっています。 背景は、このたび国指定名勝となりました「本間氏別邸庭園（鶴舞園）」。勇壮な鳥海山を借景に臨むことができます。 街中や駅などで見かけた際には、ちょっと足をとめてご覧いただければ幸いです。

１月24日（金）文部科学省より、当館の庭園「鶴舞園」を名勝に指定するとの告示がありました。 歴史ある庭園を次世代へ引き継ぐという名誉ある使命を受け、身の引き締まる思いです。『国指定名勝　本間氏別邸庭園（鶴舞園）』として、広く皆様に癒しと感動を与えられるようスタッフ一同努めてまいります。 今後も名勝指定を受けた庭園の魅力をどんどん発信していきます。 皆様のお越しを心よりお待ちしております。

今日は大寒ですね。寒い日が続きますが、風邪を引かないように体調管理に気をつけましょう。 明日の午後２時より、現在開催中の企画展「江戸・明治の人物画」のギャラリートークがあります。 時間は約３０分で、入館券があればどなたでもご参加いただけます。 展覧会は、《神仏への信仰》《中国への憧れ》《礼拝像》《異国人》《美人画》《相撲絵》の７つのテーマで構成されており、 円山応挙、長沢芦雪、曾我蕭白といった画家の作品をはじめ、全４８点をご紹介しております。 学芸員が分かりやすく解説いたしますので、ぜひ皆さんご来館下さい。

今日は「江戸・明治の人物画」展の展示作業日。 古美術が多いので、作業もゆっくり丁寧に、一点一点確認しながら行っています。この展覧会では館臓品の掛軸・巻物・錦絵の他、個人の方からお借りした貴重な作品もご紹介します。 美術館は、いよいよ明日８日に開館です！ スタッフ一同、皆様のご来館を心よりお待ちしております。

本日20日より、本間美術館は冬季休館となります。 開館は2012年１月８日からとなりますので、来年もまたよろしくお願いいたします。 休館中は、館内のメンテナンスや資料整理、展覧会準備などを行っております。 年明けは、新館「江戸・明治の人物画」、本館「東北・北海道の錦絵」の同時開催となります。ご期待下さい。