９月２２日（土）開催中の展覧会「本間美術館名品展」のギャラリートークを行います。 開館６５周年を記念した本展では、書籍・絵画・工芸から館を代表する美術品を３０点を紹介しています。これらの作品は保存の関係上、年に一回、約一ヶ月しか公開することができず、普段は年間の企画展の中に分散して紹介しています。そんな名品の数々を一堂にご覧いただけるこの機会に、ぜひご来館下さい。 ９月１日の「館長講座」では、本間美術館の沿革と収蔵品の特色、山形県に関わりの深い作品を取り上げてお話しました。２２日のギャラリートークでは、３０点を一点一点ゆっくり鑑賞していきましょう。 午後２時に新館展示室一階へお集まり下さい。多くのお客様のご来館をお待ちしております。

９月８日から１２日まで、学芸員実習生の研修がおこなわています。 今日まで掛軸、茶道具、古典人形、浮世絵、巻子の取り扱いを学びました。 また実技実習の合間には、学芸員の日々の仕事について話をしたり、美術館の課題について話し合うなど内容の濃い３日間になっています。 明日はいよいよ本館の展示替を実習生と一緒におこないます。展示室という特殊な環境での作業は、さらに緊張すると思いますが頑張りましょう。 実習も残り２日。少し疲れも見え始めましたが、体調管理に気をつけて、楽しく充実した実習にしてください。

８月２３日より展覧会「開館65周年記念　本間美術館名品展」を開催中です。 本展では、本間美術館開館６５年の歩みのなかで、収集・寄贈により収蔵された約２６００件の美術品から、絵画・書・工芸の名品を３０点ご紹介しています。 開館当初から当館の顔として人気の高い＜円山応挙筆　鼬図＞をはじめ、加藤清正が朝鮮より持ち帰ったという＜青磁牡丹唐草文大花生＞、松尾芭蕉が奥の細道の道中、酒田で詠んだ唯一の句をしたためた＜松尾芭蕉筆　玉志亭唱和懐紙＞など、重要文化財から市指定文化財までが一同に出品されます。 これらの作品は、基本的に年に一回のみの公開となりますので、特に遠方からお越しのお客様はこの機会をお見逃しなく。 また、９月１日（土）には、館長講座「本間美術館の名品」を行います。 当館に４０年近く勤務する田中館長が、本間美術館６５年の歩みと館蔵名品について語ります。 予約は不要です。当日１４時に新館一階にお集まり下さい。（入館料が必要となります。）

明日１２日（日）１４：００より、新館企画展「武家文書の世界」の ギャラリートークを行います。 本展では、当館所蔵の武家文書コレクションより、平安時代末期に活躍した 木曽義仲、室町幕府の三代将軍足利義満、奥羽の覇者伊達政宗、大河ドラマ 「天地人」の直江兼続、戦国武将の中でも傾奇者として知られた前田慶次 などの有名な武将たちの書状をご紹介しております。 歴史に興味がある方、歴女のみなさん、どなたでもご参加いただけます！ 学芸員がわかりやすくご説明させていただきますので、多くの方のご参加 お待ちしております♪ ↑写真は「夏を楽しむ絵画と工芸」のギャラリートークの様子です。

８月１日より特別展「PLAY THE GLASS 増田洋美／ガラスの世界展」を開催中です。本展は、酒田市美術館・土門拳記念館・本間美術館の３会場で同時開催しているもので、それぞれの会場で違った作品を楽しむことができます。 当館では、国指定名勝庭園「鶴舞園」と本館「清遠閣」を使い、増田氏のガラス作品と環境が融合したインスタレーションをご覧いただけます。 本館一階展示作品「PLAY THE GLASS triste －消えない悲しみ」 本館二階展示作品「PLAY THE GLASS」 うねうねと生き物のような形をしたり、真黒だったり、鏡のようにピカピカだったり、水しぶきのようだったり……私たちの周りには存在しない不思議なガラスたち。爽やかで、カラフルで、ちょっと不気味で、カッコイイ！いろんな感覚が湧き上がってきますね。 日本庭園とカラーガラス、純和風建築と大きなガラスのオブジェ。皆さんどんな感想をお持ちになるでしょう。写真で見ただけではわからない！美術館へ来て実際に作品と同じ空間を体験してみて下さい。その時あなたの感じた感覚、感想、疑問が現代美術を楽しむ第一歩となるかもしれません。 観覧には、酒田市美術館・土門拳記念館・本間美術館の三館共通券（1,590円）がお勧めです。この機会に酒田市内の美術館巡りはいかがでしょう。

昨日のテレビ番組「ザ・今夜はヒストリー」をご覧になったでしょうか？『ジャパンウォーカー７』の一人に松尾芭蕉が紹介されていました。 人生の半分を旅についやし日本各地を訪れた芭蕉は、奥の細道で酒田にも滞在しています。その際詠まれた句を記したものが、現在展示中の「玉志亭唱和懐紙」（山形県指定文化財）です。本懐紙は、酒田滞在の元禄二年(1689)六月、近江屋三郎兵衛（俳号・玉志）宅に招かれた折に、芭蕉と曾良、町医者の伊東不玉と亭主の玉志の四人で、瓜のもてなしの遊びに興じた即興の発句を残したものです。 展示期間は、芭蕉の来酒に合わせた７月２９日～８月９日と大変短いのでお見逃しのないよう。 また、新館では「武家文書の世界」展に併せ８月５日（日）と１９日（日）に『甲冑着用体験』を行います。 受け付けは両日とも、９:３０～１２:００、１３:００～１５:３０となっています。体験料は無料（入館券が必要・但し小中学生は無料）。 歴史が大好きなお客様には、８月１２日（日）学芸員によるギャラリートークもありますよ！ 夏休みも、ぜひ本間美術館へお越し下さい。 お待ちしております。

８月１日から開催される特別展「PLAY THE GLASS 増田洋美╱ガラスの世界展」の展示作業が、昨日から行われています。 閉館後、サウナのような暑さと蚊と闘いながら開梱作業を行いました。 おおよその位置に作品を配し、この日の作業は終了。 この後は、作家の増田氏が庭園や建物など周囲の環境を見ながら細かな位置を決定し、空間そのものを作品へと変えていきます。 現在、作品は未完ですが本館「清遠閣」内に配置しています。展示作業は７月３１日まで行われる予定です。 お客様には不自由をおかけする場合もございますが、ご了承下さいますようお願いいたします。 ※展覧会の詳細は当館ホームページをご覧下さい。

７月２２日、ワークショップ「団扇づくり体験」が行われました。 夏の陽射しが照りつける団扇づくりには最高の天気のなか、皆さん真剣な表情で制作されていました。 この企画では、江戸時代と同じような方法で団扇をつくっています。 江戸末期の酒田みやげ「酒田十景」から日和山の図に色を付けました。 団扇づくりを習得すれば、古くなった団扇を張り替えることもできますよね。 江戸時代は、現代社会ではとうてい及ばない完全リサイクル社会。無駄なもの、棄てるものは一切ありませんでした。 今の私たちに江戸時代の生活はできませんが、自分の手を使ってリサイクルやエコロジーに取り組むことで、モノへの愛着と大切にする心を学べるのではないでしょうか。

７月２２日（日）のワークショップ「団扇づくり体験」には、たくさんのご応募いただきましてありがとうございます。 定員に達しましたので、募集を締め切らせていただいておりましたが、キャンセルがございましたので、再度募集いたします。 午前の部：１０時～１２時　→　１名 午後の部：１４時～１６時　→　３名 場所は、本間美術館　池之端休憩室。材料費として５００円が必要です。 古くから日本の夏に欠かせない団扇は、竹製の骨に和紙を張り替えることでくり返し使えるエコロジーな道具。今年は世界に一つだけの団扇をつくって、涼しくエコな夏を過ごしましょう。 お問い合わせは、０２３４－２４－４３１１（本間美術館事務局）まで。

本日８日（日）１４：００より、新館企画展「夏を楽しむ絵画と工芸」のギャラリートークを行います。 本展では、「夏」を二十四節気により６つに分け、その時季を表す風物や暮らしを絵画と工芸を通して紹介しています。 今日の酒田は晴れて蒸し暑くなりそうです。暑さに負けず、美術館で夏を楽しんでみませんか？お待ちしています。