8月19日、本間美術館の開館70周年記念特別展「江戸絵画の魅力」に関連し、日本美術史学者の安村敏信氏を講師にお迎えする講演会「江戸絵画の見かた」を開催しました。
この講演会は本間美術館が企画し、今年度から立ち上がた「酒田市・本間美術館連絡協議会」(酒田市・酒田市美術館・土門拳記念館・酒田市立資料館)の協力で実施されています。
安村氏のお話は、誰にでも分かるような言葉で本当に分かりやすく、的確で具体的な説明をされるので、私たちもとても勉強になりました。
何より、教科書的な話だけではなく、安村氏のお考えや体験談を聴くことができたことで、とても貴重な講演会となりました。
全63点というたくさんの作品を丁寧に解説して頂くことで、江戸時代という約260年の間に起きた絵画史の大きな流れを知り、個性豊かで多彩な表現が生み出された江戸絵画の魅力を再発見しました。
当館の友の会会員を中心に、多くの方にご参加いただきました。
日本美術史界の第一線で活躍されている安村氏のお話とあって、皆さん一言も聞き逃すまいと真剣な表情でした。
本間美術館では、日本美術を守り伝える美術館として、今後もこのような活動を続けていきたいと思っています。
今回は少数の参加でしたが、ぜひ若い世代の方にも足を運んで頂きたいです。学校や書物だけでは得られない感動と知識が、美術館にはつまっていますよ!