開催中の企画展「戦没画家 岡部敏也 -天才が遺した25年-」の会期も、残すところ2週間となりました。
新聞やテレビなどで取り上げられておりますので、展示について知っいる方も多いかと思います。
約20年ぶりの展覧会で再注目されている岡部敏也。
戦後70年を過ぎた今、絵を描き続けることで己の生を輝かせた岡部敏也から、私たちは何を感じ学ぶことができるのでしょうか。
会場にある来館者の「感想ノート」の言葉をご紹介します。
■文化の深い酒田に岡部敏也さんという才気あふれた方がいる事を知りました。本当に素晴らしい人材でした。戦争がにくい!
■岡部敏也、実物を初めて見ました。戦争で失った大きな日本の財産です。涙を滲ませながら見ました。
■心は雨。戦争を知らない時代に生まれた私ですが、この年になっても、改めて戦争のおそろしさ、かなしさで心がいたみました。
■酒田が産んだ若き才能に初めて接し、心深く作品を味わいました。出会いに感謝いたします。
■素晴らしい絵にお会いできました事、感激でした。戦争で命をうばわれた事、誠にくやしい限りです。長生きをされたとして、どんなにか作品の作成が出来たかと思うと…
■才能が戦争によって奪われてしまうことはとても残念…。「生」に対する強い思いが感じられる作品ですね。
■いつの時代も美しいものを想う心は変わらないのだということ。私もそう想う事ができる感性を育てていきたいです。
他にもたくさんの感想が寄せられています。
貴重な展覧会です。ぜひ自分の眼で本物を観て、心に刻んで下さい。