本日より、ゴールデンウイーク限定特別コラボ企画「武家文書×畠山秀樹 ー武将たちの言葉を飾る-」が開催されました!
酒田市在住のフラワーアーティスト・畠山秀樹氏(ロータスガーデン主宰)が、清遠閣で開催中の常設展示「武家文書を中心に」からインスピレーションを受けた作品を、一階・二階の床の間に展示します。
畠山氏曰く、テーマは『伝える』。展示中の武家文書は、武将たちが緊急の要件やお礼の気持ち、または主君に対する忠誠心などを伝えた手紙です。そしてその 手紙は私たちに歴史を伝えている。そして美術館も貴重な資料の存在をお客様に伝え、後世の遺す仕事をしています。それを花を使って表現することは見る人の 感性に伝えるということ。この三者に共通する『伝える』という言葉をテーマに作品がつくられました。
一階上座敷は江戸時代の建築で、藩主が使用した部屋です。こちらの床の間には狩野常信が描いた文王(中国・周王朝の始祖)の軸が掛けてあり、そこに力強く、威厳の感じられる作品が飾られています。
二階御座所は明治末期の建築で、昭和天皇もお泊りなった部屋です。凛とした品の良い佇まいには、白を基調とした清廉潔白な作品が飾られています。床の間には西郷隆盛自筆の、人の上に立つ者の心得や理想を詠った漢詩が掛けてあります。
武家文書の世界観を表しながら、掛軸や建築との調和が心地よい素晴らしいコラボレーションが完成しました!
5月5日まで展示しておりますので、ぜひご来館下さい。
また、清遠閣喫茶室も畠山氏に飾って頂いております。
温かいコーヒー・抹茶、冷たいジュースがございますので、ぜひご利用下さい。