開催中の企画展「市中山居の茶 -伝来の茶道具-」では、秋の特別公開として3点の伝来の屏風絵を公開しています。
秋の特別公開その3
酒田・本間家伝来 「円山応挙 虎写生図屏風」江戸中期
虎の名手として名を馳せた円山応挙(1733~95)。当時は実物の虎をみることができなかったため、猫をモデルに描いたと言われています。
この屏風は虎の毛皮を実見して描いたと思われる写生図で、毛並みや模様を正確に写し、実物大に描いています。
各部の寸法を記した記録、豹の毛皮の写生、小さな虎の絵とともに、二曲一隻の屏風に貼られており、貼りきれなかった後足と尾の部分は裏側に貼られています。
この機会にぜひご覧ください!