連日多くの方に鶴舞園の紅葉をお楽しみ頂いておりますが、今日は園内にある京風木造建築「清遠閣」からみた景観をご紹介します。
清遠閣は江戸後期の建築で、明治末期の増改築の際に一面にガラス戸がつけられました。そのガラス越しの景色は滲むようにゆらいでみえ、光と色彩がより一層美しく感じられます。
また、一階と二階で建築様式も景観も異なるところも見どころです。
一階は庄内藩主が休憩所に使用したお部屋で、二階は昭和天皇が皇太子時代にご宿泊されたお部屋です。
一階は約200年前の建築。藩主が領内巡視の休憩所に使
一階にある喫茶室では、庭園を眺めながら抹茶・珈琲をお
二階は約100年前の建築。大正ロマンを感じる上品な佇
二階からは鶴舞園を俯瞰することができます。
昭和天皇のご宿泊は、いまからちょうど90年前の大正14年10月14日。
まだ紅葉が始まったばかりの時期ですが、皆さんと同じように秋の庭園をお楽しみになられています。