9月8日(金)より、企画展「大画面で楽しむ日本の美 屏風絵の世界」が開催されます。
日本における屏風の歴史は古く、奈良時代にまで遡ります。
平安・鎌倉時代には、風や視線を遮るとともに、室内の装飾として欠かすことのできない調度品となりました。
桃山から江戸時代は、屏風は鑑賞絵画として需要が高まり、大画面を活かした様々な作品がつくれています。
明治時代以降になると、生活スタイル変化から生活の中から屏風が姿を消していきます。しかし、「展覧会」という作品発表の場ができたことで絵画の一形態として屏風絵は描かれ続けているのです。
本展では、初公開となる源氏物語図屏風(個人蔵)をはじめ、本間家ゆかりの谷文晁の四季山水屏風や近代日本画の巨匠・竹内栖鳳の巨大な富士図屏風など、迫力と見どころの多い屏風絵を7点ご紹介します。
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