本展は開館70周年を記念し、現在の8代目館長・田中章夫の審美眼によって選ばれた優品をご紹介する特別展です。
本間美術館で40年近く学芸員を務めた田中館長は、日本と中国の古画に精通し日本文学にも詳しく、今も現場で活躍しています。また、これまでに多くの作家や篤志家と交流し、寄贈や収集に立ち会ってきました。今回選ばれた作品は、そんな館長の知識と経験から見出された深い魅力と唯一無二の価値をもっています。
現在は東京国立博物館に寄託しており、10年ぶりに里帰りする重要文化財《蒔絵二重短刀箱》をはじめ、県指定文化財《葡萄栗鼠蒔絵刀筒》・小野道風《絹地切》や、刀剣博物館から数10年ぶりに里帰りする市指定文化財《太刀 銘月山作》は必見です。
この展覧会を通して、本間美術館の70年のあゆみを振り返るとともに、館長が選ぶ珠玉のコレクションをご堪能いただければ幸いです。
会期:2017年4月9日(日)~5月23日(火)
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