7月29日~8月9日は芭蕉Week!

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7月も残り2日となり、夏の暑さもいよいよ本番ですね。
現在、美術展覧会場では「江戸絵画と芭蕉」展を開催しており、松尾芭蕉が酒田に遺した遺墨《玉志亭唱和懐紙》を公開中です。

 


芭蕉は奥の細道で、元禄二年(1689)7月29日、30日、8月3日~9日に酒田を訪れ滞在しています。(7月31日は吹浦、8月1日、2日は象潟へ足を延ばしました)※暦は陽暦

 


長旅で疲れていたのか、奥の細道では酒田での滞在日数が最も長いんですね。

その滞在中に詠まれたのが

「温海山や吹浦かけてゆふ涼」

「暑き日を海に入たり最上川」

「初真桑四つにや断ん輪に切ん」 の三句です。

 

 

そして、その中で唯一「初真桑…」の句が《玉志亭唱和懐紙》として酒田に遺りました。

山形県指定文化財 松尾芭蕉筆 玉志亭唱和懐紙
玉志(近江屋三郎兵衛宅での即興の句会で詠まれました。芭蕉・曾良・不玉・玉志の四人の句が記されています。

 


つまり、展示中の《玉志亭唱和懐紙》を鑑賞するなら今!なんですね( ゚Д゚)

さらに「曾良日記」によれば《玉志亭唱和懐紙》が書かれたのは8月8日となっています。

 


7月29日・30日、そして8月3日~9日はぜひ「江戸絵画と芭蕉」展へお越し下さい。

 

 

2015.07.30:homma-m:[コンテンツ]

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