酒田は初夏の陽気となっています。
庭園はツツジの見ごろが過ぎましたが、夏の陽射しに新緑が輝いていますよ(*'▽')
借景の鳥海山もよく望めます。
今日は国指定名勝庭園「鶴舞園」の見どころを一つ《涸滝》をご紹介します。
涸滝は、石組みだけで滝を表したもので枯山水庭園に多く見られますが、鶴舞園のような池泉庭園でも表現されることがあります。
写真のように、築山の高い位置にある大きな縦石は水が落ちる様子を表し、その下の斜面を転がり落ちるような石は水の流れのように見えます。
この涸滝は、庭園内の清遠閣一階上座敷。藩主がお座りなる位置から正面に見ることができます。
もともと清遠閣も鶴舞園も領内巡視をされる藩主の休憩所として築かれたもの。
随所に本間家の細やかな心遣いが見てとれます。
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