開催中の展覧会「書画にみる文人冬青小林勇」より、出品作品をご紹介します。
●吉右衛門の鮭 1953年 墨・彩色・紙・巻物 34.0×540.0㎝
この作品は、親交のあった歌舞伎役者の初代 中村吉右衛門から、北海道公演の土産で頂いた鮭を描いています。
一匹の鮭が切り身になり、小林によって食べ進められていく様子が物語のようで面白い巻物です。
巻末には、小林による言葉がそえてあります。
最期の頭は三平汁にしたこと。その年の冬の様子。中村吉右衛門の体調を気遣う心情。
当時の様子が目に浮かぶようで、画をより楽しむことができます。
※10月26日、午後2時から「館長のギャラリートーク」がございます。
ぜひご参加下さい('◇')ゞ
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