開催中の展覧会「書画にみる文人冬青小林勇」より、出品作品をご紹介します。
●独楽帖 1953年 墨・彩色・紙・折帖 10.7×372.0㎝
この作品は、縦が10㎝ほどの小さな絵が連続して描かれ、全て広げると4m近い大作になります。
冒頭には、小林勇のこの作品に対する思いがつづられています。
1953年(昭和28年)という、戦後世の中が大きく変わり始めた最中で描かれたことが分かります。
絵のタッチや色彩も、他の作品に比べ力強いというか…少し荒々しく別の感情が入った作品に感じられました。
一点一点は小品ですが、時代背景や小林勇の言葉の意味を考えると、見入ってしまうような作品です。ぜひ足を止めてご覧ください。
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