6月8日(日)午後2時より、「市中山居の茶 ―感じる、おもてなしの文化―」展のギャラリートークを行います。
出品作品を順を追って観ていくことで、茶道具にはどんな種類があるのか、その造形のどこが茶人たちの美意識に適ったのか、一期一会のおもてなしの文化に迫ります。
展覧会は、
<均整のとれた姿と高い技術> …唐物を中心に
<歪み・ヒビ・カケ…ありのままを愛する美意識> …高麗物を中心に
<崇高な思想の黒、風土そのままの赤> …楽茶碗
<めずらしき南蛮舶来品>
<不動なる釜の姿>
<感じる、おもてなしの空間> …千利休の消息を中心に、茶碗・棗・水指・釜など
<親しみをこめて…和物でおもてなし>
<受け継がれる、おもてなしの造形> …現代作家の作品
<名杓のながめ>
<色・形を愉しむ> …香炉・香合
とテーマ別に、全61点が展示しています。
掛軸の方も、重要文化財である『藤原定家 消息 十月八日』や『千利休 消息 古田織部宛(個人蔵)』、本阿弥光悦(個人蔵)・近衛信尹(個人蔵)・松花堂昭乗の「寛永の三筆」など見ごたえのある内容です。
ギャラリートークへ参加される方は入館券をご購入の上、美術展覧会場1階にお集まり下さい。
その日は残念だけど美術館へ行くことができないという方も、ぜひ期間中にご来館下さい。
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