現在、美術展覧会場では「健康と長寿を願う《後の雛》」展を開催中です。
秋にお雛様?と不思議がられる方も多いかと思います。
「後の雛(のちのひな)」とは、江戸時代初期、9月9日の重陽の節句(菊の節句)に健康と長寿を願い雛人形を飾った風習です。この風習は長くは続きませんでしたが、人形の産地である京都や堺など関西を中心に、人形の虫干しも兼ねて行われていたようです。
3月3日が子どものお祭り、9月9日は大人が楽しむ行事かもしれませんね。
会期中の12日、13日には、酒田傘福の会による「ウサギの雛飾づくり」が行われました。
今後は、27日(日)午後2時より、当館館長による展示解説、古典人形の講座を企画しております。人形に思い入れの強い館長ですので、きっと濃密な話が聞けるのではないでしょうか。
お人形好きの方はぜひお越しください!
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