昨日、「本間美術館・致道博物館交流展 出羽庄内の宝もの」の第二回
館長講座が、当館で開催されました。
第二回の講師は、致道博物館の酒井忠久館長です。会場には約40名近く
の皆様にお集まりいただきました。
前半は、本間美術館・致道博物館のこれまでの足跡と、徳川四天王筆頭
の初代忠次、二代家次、そして庄内藩主となる三代忠勝までの歴史を振
り返りました。
忠次と家次にまつわるエピソードは、酒井館長ならではのとても興味深
いお話でした。
後半は、鶴ケ岡城の襖絵・杉戸絵、藩主の絵画、伝来の狩野派の絵画や
武具など、会場に展示されている作品の解説をしていただきました。
特に、徳川家康を中心に描かれた「徳川十六将図」、初代忠次が着用し
た「朱塗黒糸威二枚胴具足」(県指定文化財)、「縦刻鮫研出鞘打刀拵」
の三点について重点的に話されました。
講座に来ていただいた皆様には、作品をより深く味わいながら楽しんで
鑑賞することができたのではないでしょうか。
両館長による講座は今回で終了となりましたが、展覧会は両館とも今月
の29日(木)まで開催しています。この機会にぜひ《庄内の宝もの》をご
覧いただければと思います!
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