現在、当館と致道博物館で開催中の「本間美術館・致道博物館
交流展 出羽庄内の宝もの」の会期(8月1日~29日)にあわせ、
清遠閣では本間家と酒井家にゆかりのある美術品「虹天目茶碗」
と「平円黒地青貝入芦に鷺香盆」を特別展示しています。
「虹天目茶碗」(写真左)は、安政年間(1854~59)頃、酒井家十一
代忠発が本間家別荘(現在の本間美術館・清遠閣)へ立ち寄った
際、本間家五代光暉がもてなしに用いた茶碗だと伝えられていま
す。
「平円黒地青貝入芦に鷺香盆」(写真右)は、元治元年(1864)八月、
酒井家十三代忠篤が長州征伐の先手を命ぜられた際、本間家六
代光美が軍用金を献金した御礼に酒井家から拝領したものだと伝
えられています。
どちらの美術品も本間家と酒井家の歴史を知る上では欠かせない
貴重なものですので、展覧会とあわせて多くの方にご覧いただき
たいです。
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