本日29日(月)より、清遠閣にて当館所蔵の松尾芭蕉筆《玉志亭唱和懐紙》
(山形県指定文化財)を特別公開しています。
この懐紙は、元禄2年(1689)6月23日、松尾芭蕉が『奥の細道』
の行脚中の酒田で、近江屋三郎兵衛(俳号・玉志)亭に招かれた折に、
瓜のもてなしを受けて即興で詠んだ句を染筆したものです。芭蕉の酒田
来遊時より当地に残った唯一の遺墨でもあります。
句のない者には瓜はおあずけという座興に、一座の人々(芭蕉、門人の
曾良、伊東不玉、玉志)が詠んだ四句が書かれています。
芭蕉の句「初真桑四にや断ン輪に切ン」は、「さあ、四つに縦割りして
食べようか、横に輪切りして食べようか」の意で、瓜のもてなしに対す
る喜びと主人への挨拶の気持ちが込められています。
公開は8月9日(金)までとなっておりましたが、多くの方からのご要望
により、11日(日)まで公開いたします。
ぜひこの機会にご来館いただき、芭蕉の柔らかで趣のある字をお楽しみ
ください。
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