今日は、円山応挙の鼬図(いたちず)をご紹介します。
昔から本間美術館を代表する作品として知られており、現在も「いつ行けば見られるの?」「イタチを見に来たんだけど…」という問い合わせが多いです。
そんな鼬図は今!今見ることができますよ!!
画面いっぱいにほぼ等身大の鼬と、余白に様々な角度から写した鼬の表情が五図描かれています。輪郭線を用いず、細かい筆による毛並だけで表現された鼬からは、応挙の卓越した描写力が伝わります。
現在開催中の「市中山居の茶-わび・さびの世界-」では、この他にも千利休の「消息 古田織部宛」(手紙)や、長次郎の「黒楽茶碗」、小堀遠州の「消息 石主宛」など、侘び茶を語る上で欠かせない作品や人物をたくさん紹介しております。
茶道って、もてなしの中で普遍的な日本の美を追求していると思うんです。
それは作法に限らず道具もそう。作法なんて知らなくても道具一つひとつに、何か当時の美意識と共感できるところがあるんじゃないかな。それを見つけた時が鑑賞していて最高におもしろい瞬間だと思う。
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