福島県の郡山市美術館で「歌川国芳」の没後150年を記念した展覧会が開かれています。
国芳は、初代広重と同時代に活躍した浮世絵師で、同い年でもあります。
武者絵の国芳、風景画の広重、役者絵の三代豊国は「幕末三人衆」とも呼ばれ、歌川派の最盛期をリードしました。3人のそれぞれの特長を生かした合作も結構あるんですよ。
国芳の魅力といえば、やっぱり「躍動感」と「ユーモア」ではないでしょうか。現代の私たちが見ても斬新で心動く作品が数多くあります。
まだそんなに有名ではないかもしれませんが、今後どんどん人気の出てくる注目の絵師だと思います。
この12月からは福島・宮城・岩手の高速道路が、被災地支援・観光振興のために無料で通行できるようになっています。ぜひこの機会に福島をおとずれ、生き生きとした国芳の世界をご覧ください。
没後150年記念
「破天荒の浮世絵師 歌川国芳」
~12月25日(日)まで開催中
郡山市美術館
※もう一つの「没後150年 歌川国芳」展が、12/17~2/12の会期で六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催されます。
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