連休初日、天童は秋晴れの気持ちよい空です。
こんな日の河原での「いも煮会」は最高でしょうね!
広重美術館では現在、天童温泉開湯100年を記念し「浮世絵にみる旅行と行楽」を開催中です。浮世絵に描かれた旅の風俗や当時の温泉地の様子などから、今も昔も変わらない“旅の楽しみ”を感じることができます。秋の行楽がてら、浮世絵の中の江戸の旅もお楽しみいただければと思います。
また多目的ホールでは「切手になった浮世絵」展を同時開催しています!
広重の「月に雁」、菱川師宣の「見返り美人」、歌麿の「ビードロを吹く娘」…と聞くと、切手をイメージされる方も多いのではないでしょうか。「月に雁」などは切手を通して人気が出て広く知られるようになった作品と言えるかもしれません。
浮世絵がデザインされた切手というのは意外と多いもので、私たちも展示のために調べて驚いたのですが、日本国内で100種類以上が発行されています。世界でもたくさんの国の切手に採用されていますので、総数は一体どれくらいになるのでしょう…?毎年増え続けていますしね。
今回展示したのはそのうちの約100点です。
数センチ四方の中に浮世絵の世界が広がっています。ひとつひとつは小さなものですが、見応えはたっぷりです。発行テーマによってアレンジが加えられている切手もあって、それもまた楽しいです。
また、今回の展示にあわせてミュージアムショップでは“オリジナルレターセット”を販売しています。メールも便利だけど、たまには手紙もいいですよね。その時はぜひ浮世絵切手で!
この展示は今年の5月に開催する予定でした。3月11日の大地震の時間は、まさにこの切手を調査している最中で、切手を見るとあの状況を思い出します。あの時から準備は中断していましたが、今回無事に展示ができて、一歩前に進んだ感じがします。
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