玲瓏【れいろう】
⑴金属や玉が美しいさえた音をたてるさま。また、音色の澄んで響くさま。
⑵玉が透き通り曇りのないさま。
⑶うるわしく照りかがやくさま。
(『広辞苑』より)
将棋の羽生善治棋士は、対局中に
この「玲瓏」という言葉を思い浮かべるそうです。
澄んで曇りのない心で盤面に向かうといいます。
では「玲瓏豆腐」とはいかがなものか?
江戸時代の料理本に『豆腐百珍』というものがあります。
その名の通り、豆腐を使った料理100品と作り方を掲載。
尋常品(どの家庭でも作る)、
通品(基本の料理)、
佳品(風味良し、見た目良し)、
奇品(ひときわ変わったもの)、
妙品(珍しさもあって味も良い)、
絶品(豆腐本来の味を生かす)の
6等級に分けて紹介しています。
この「玲瓏豆腐」はそのうちの奇品で、
【こおりどうふ】と読みます。
豆腐を寒天でとじたもので、
シンプルな組み合わせですが、意外においしい一品です。
からし醤油や酢醤油をかけるとおかずに、
黒みつをかけると甘味としていただけます。
広重美術館10月展「江戸のグルメ★★★」では
この「玲瓏豆腐」も再現!
今回は「からし醤油」と「黒みつ」の2つの味をおためしください。
『豆腐百珍』より、同じく奇品の
「味噌漬豆腐」もセットになっています。
★江戸の味【玲瓏豆腐】450円
味噌漬豆腐・お茶付き
コーヒーショップばれんの期間限定(10月1日~25日)メニュー
この記事へのコメントはこちら