現在、広重美術館では「5人の広重」という企画展を開催中です!
「広重ってひとりじゃないの?」
「5人もいるんだ~!」
…とよく驚かれますが、じつは
五代まで『広重』の名は受け継がれているんです。
今回は、初代広重~五代広重のそれぞれの作品を展示。
描かれた時代も、江戸後期から昭和中期にわたります。
三代広重の浮世絵は、明治の文明開化の資料として
歴史の教科書で目にしたことがある人も多いはず。
四代や五代広重の作品は、なかなか見られないものですから
広重美術館ならではのマニアックな展示といえるでしょう(笑)
(上の写真は五代広重が描いた短冊絵です)
あわせて多目的ホールには、
さまざまな絵師を紹介するコーナーを設けました。
錦絵の祖といわれる鈴木春信にはじまり、
歌麿、写楽、北斎…など10人。
現代の複製版画ですが、それぞれの代表作を通して
技術の進歩や時代の流行などを感じてもらえると思います。
ちなみに絵師略伝は博物館実習生に書いてもらいました。
慣れないことで苦戦していましたが、
こうして展示になると達成感もあって嬉しいものです。
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