御殿堰の生き物たち

御殿堰の生き物たち
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2012年4月13日 美しい黄緑色


御殿堰沿いには、2本の柳の木が植えられています。
つい先日までは、枝についている新芽は目立ちませんでした。
この数日で、急に新芽が膨らんできました。

柳は枝や葉にサリチル酸を含むことから、解熱鎮痛薬としても用いられ後にアスピリンが作られることとなったのだとか。
日本では、枝を歯痛止めや爪楊枝の材料して利用した時代があったそうです。

この小さな膨らみが、やがて舟形の美しい葉となり、日差しが強くなる季節には木陰として涼やかさを提供してくれるようになります。


2012年2月22日 自然の芸術品をご覧ください




水の町屋御殿堰では、長屋にかかる鎖樋を伝って1階屋根からの雪解け水が流れてきます。

気温が低い日は、雪解け水が地面まで到着する間もなく凍っていきます。


この数日は、たくさんの雪が降ることもなく比較的暖かい日が続いているためか
鎖樋の氷の柱に異変が・・・・・。



なんともギリギリのバランスで、地面からの氷柱を保っています。
人の手で作り出そうとしても、創りだせない形です。



だいぶ春が近づいてきたようです。
2012年2月16日 雪の下から輝きが・・・



2月2日の大雪以降、御殿堰の石積みには雪が常に積もっている状態でした。
このところの寒さの和らぎで、雪の下にあった「苔」「竜のヒゲ」が顔を出しています。

苔の中に「キラキラ」と輝く光が・・・。



霜柱です!!!
山形の冬は、土が雪に覆われてしまう期間が長いので霜柱に気づくことはなかなかないのかもしれません。

苔と共に姿を見せてくれた「竜のヒゲ」は、群青色の綺麗な実をたくさんつけています。




気づけば、2月も半ば。
少しづつ、着々と春は近付いてきているようですね。
2012年1月15日 謎の足跡が・・・



雪がチラチラと舞い降りる御殿堰。

軒下の雪化粧に、謎の足跡を発見。



分かりにくいでしょうか?
拡大してみます。




この足跡、誰のものなのでしょうか?
小鳥の足跡でしょうか?


そういえば、御殿堰の水路の中で「セグロセキレイ」の姿を時々見かけます。
尾っぽを「ちょん、ちょん」と上下に揺らす、とても可愛らしい小鳥です。



しかし、とても恥ずかしがり屋なのか。
写真に収めようとカメラを向けると、いつもすばやく飛び立ってしまうのです。

可愛らしい姿を激写することができましたら、こちらでまたご案内させていただきます。
2011年12月1日 冬支度ができました


水の町屋御殿堰の町屋とお蔵の間に、open当初から植えてある小さな松の木。

開発前に岩渕家の敷地に生えていた若松を移植したものです。
松が自然に芽吹くのは珍しく、御殿堰のシンボルとなっています。

千歳山から阿古耶の松の種が飛んできて芽吹いたのかもしれませんね。

松を囲むように、奥山清行氏がデザインしたベンチが設置されています。
ベンチは待ち合わせ場所として使っていただくので、この小さな松は『御殿堰の待つ(松)』と名付けられています。

本日から師走。
冷え込みも増してきました。

『御殿堰の待つ』も冬支度を完備しました。
今年の冬は、厳しい寒さになるのでしょうか。


雪解けの季節にまた、若葉を魅せてくれるのを楽しみにしたいですね。



2011年10月15日 細長い生物


御殿堰沿いに植えてある苔と竜のヒゲを手入れしていた時のこと。

「毛糸が落ちているのかな?それにしてもツヤツヤしているな」
と近づいてよく観察してみたところ、ツツツツーっと動いています。



どうやらヒルの仲間「オオミスジコウガイビル」のようです。

この写真では、残念ながら頭部を土の中に入れていたので確認できませんが
コウガイビルの「コウガイ」は、昔の女性の髪飾りである笄(こうがい)に頭部の形を見立てたものだそうです。



【笄(こうがい)】


今の世代の方は「コウガイ」と聴いて「笄」を思い起こせる方は少ないのではないでしょうか?
御殿堰にいる生き物を通じて、『笄を知るとは』なんとも面白いものですね。
2011年10月8日 綺麗な声主 発見



朝晩は肌寒いくらいの山形市。
太陽が西に傾いて陽が陰ってくると、どこからともなく
「リーンリーン」と綺麗な歌声が聞こえてきます。

既に辺りは薄暗く、どんなに目をこらしても「綺麗な声主」を見つける事はできませんでした。

今朝のこと。
賑やかな人の気配を感じてか、ひょっこりと姿を現しているところに遭遇しました。





おしりに長いしっぽのような針がついています。
このコオロギはメスのようです。





秋の夜長に、これからも綺麗な声を聴かせてくださいね。



2011年9月28日 バットマンがやってくる?



太陽の灯りが、西へ傾きだした頃。

ヒラヒラヒラヒラ・・・・

と、鳥でも飛行機でもない 不思議な軌道を描く飛行物体が御殿堰を飛来。



「何が飛んでいるのかな?」

と、その飛行物体を追うと 御殿堰の石積みの隙間にスッポリ。





赤丸の中、何かが折り畳まる感じで納まっているのがお解りになりますか?


拡大してみます。






コウモリです。
羽はしなやかに曲がり、胴体はふかふかとした毛で覆われています。


「追いかけないで!」という目でこちらを観ているのでしょうか?
写真にも収めたので、もう覗きません。

御殿堰でゆっくり羽を伸ばしていってくださいね。
2011年9月16日 モスラ登場?



「きゃー、気持ち悪い・・・。」

悲鳴が聞こえ、外に出てみると。
なんと、通路の屋根裏に巨大なモスラが・・・。



体長10cm位の大きな蛾でした。
モスラのモデルとなったクスサンかな?




モスラは往年の怪獣のヒーロー。
人間の味方をする益怪獣です。

「ザ・ピーナッツはいないかな。」と思って見ましたがいませんでした。
(このギャグが分かる人は年配者です。)


どうして御殿堰にモスラが現れたのでしょうか。

実は、10月1日木曜日、御殿堰緑地にて野外映画上映会
「御殿堰劇場 WATER GARDEN CINEMA」
が開かれます。

隣のビルの壁に映画を投影する青空映画館です。
時刻は午後五時半頃からです。
入場無料。


この時上映される映画が「ゴジラ」(第一作)です。
残念ながらモスラは登場しませんが、

きっと「僕の映画も映してくれ。」

と言いに来たのかもしれません。



「御殿堰劇場 WATER GARDEN CINEMA」
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