いろいろな牛飼い
牛を飼っていると「酪農家」と表現されることがよくあります。 けれども牛飼い関係者で 我が家のことを酪農家という人はいません。 「肥育農家」と表現する人がほとんどです。 よく知られている「酪農」という言葉を辞書で調べると、 ・農業の一部門で、ウシ・ヒツジなどを飼って 乳や乳製品を作る仕事。(新明解国語辞典第四版) ・乳牛を飼って乳を搾ったり、それを加工して、 バター・チーズ・練乳などをつくる農業経営。 (新選国語辞典第六版) と、記載されています。 10年以上前の辞書ですが、今もほとんど変わらないはず。 「肥育」も調べてみると、 ・食用にする家畜の肉量を増やすために、特に、 えさをたくさんやって太らせること。 (新明解国語辞典第四版) ・食用肉をとるための家畜を、 短期間に太らせる飼育法。・・・ (新選国語辞典第六版) 我が家は牛乳生産はしていませんし、 米沢牛を育てているのですから 肥育農家の方が合っていると思います。 他にも、 ・母牛を飼育して産まれた子牛を 生後約10ヶ月頃まで育てる繁殖農家、 ・若牛だけを育てる育成農家、 などなど牛飼いの表現はさまざまあります。 この機会にぜひ覚えてくださいね。
2014.01.18