株式会社Forex/季楽な家開発奮闘記

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日本の冬は寒さが厳しい
日本の冬の気象は、過乾燥気味のうえ地表の放射冷却現象の影響もあって、明け方には身を切るような寒さになります。建物内外の湿度環境に大きな差が生じると結露が発生します。

温度差があれば、空気は動きます。
冬のエアサイクルは「クローズモード」に切り替えます。


昼は断熱と蓄熱(冬の昼)
小屋裏と床下の換気口を閉じて冷たい外気の侵入を遮断するとともに、閉じられた壁・小屋裏・床下の連通空間の中で太陽熱によって動く空気の流れをつくり出し、建物全体を暖かい空気で包み込みます。

●冷気をさえぎり、日だまりの暖かさを取り込む
冬晴れの昼間、日差しを直接受ける南側の部屋では太陽熱で空気や壁面、床面が温められ日だまりのような暖かさになります。温められた空気は温度差によって、天井裏や小屋裏を通じてその他の空間に移動します。




夜は放熱と断熱(冬の夜)
日が落ちて外気温が下がると、家のまわりに施工された断熱材が効果を発揮し、室内の熱が逃げるのを防いでくれます。

●急激な温度低下を和らげる。
日が落ちると外気温は急激に低下します。「エアサイクル工法」では、昼間の日差しによって得た熱を壁や天井、基礎コンクリートなどの蓄熱体から少しずつ放熱して、室内の温度が急激に低下するのを防ぎます。

日射の少ない日には、暖房機器など生活熱や地熱がエネルギー源となります。

気温が低下すると相対温度は高くなりますが、温度変化が緩やかであれば、木材の調湿作用が充分に働き、結露現象は起きにくくなります。