flynatti note
▼紅花への想い
ある通信販売の記事
『紅花染新田について』
山形県米沢市にある『紅花染新田』は、昔ながらの紅花染めや紅皿を後世に残そうと、たゆまぬ努力を注いでいます。7月のはじめに咲きはじめる紅花は、朝露が残る早朝に摘み取られます。紅花30〜40輪でやっとひとつ作られる「花餅」は、大変な工程を得てやっと得られる貴重な原料。この花餅から紅を作る作業が行われるのは、1年の中でも最も寒い、収穫から翌年の1月の半ば。ただただ美しい色を出すために、真冬を選んで作業するのです。厳しい作業の中でできあがった紅はかつて「紅一匁、金一匁」といわれるほど高価なものでした。とくに新田克比古さんの所で作られる紅皿は、紅を幾度も重ね、緑がかった金色に光ります。何度見ても夢のような、不思議に光る玉虫色の紅皿は、自然の美しさと植物の力強さを彷彿とさせてくれます。
―――以上―――
新田克比古さんを支えて一緒に紅皿を作っている奥さんとは30年近いお付き合いです。機織りや染めの職人技術を身に付けた彼女からお話を聞きました。
この紅皿ができるまでに想像もできないほどの時間と労力を要するのだそうです。
紅花への想いがこもっているのですね。
[画像]
鮮やかな玉虫色の紅皿
大切に使わせて頂きます。
2015.07.18:flynatti
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