講演出張日記
大雨警報、洪水警報、土砂災害警戒、
日本各地で気象速報が流れています。 そろそろ梅雨も明けてくれるといいのですが。 今週は高校での講演と大学でのキャリアカウンセリング業務で山形県へ行くことが多く、その時々の自然の風景を楽しんでいます。 少しずつ成長していく稲で田んぼの水面は緑が濃くなり、栗の花も咲き始め、青々とした若竹が空に向かってぐんぐん伸びています。 どこでも見れる風景ですが、なぜか山形の自然には魅了されてしまいます。 さて、高校の進路支援室には大学や専門学校のパンフレットが並び、オープンキャンパスの案内が掲示されていました。 各企業からの求人票も入り始めたようですが、今年の求人倍率はどのくらいまで期待できるのか。 進学、就職、それぞれの進路に向けて本格的に活動開始の時期です。 高校の面接訓練では、積極的に手を挙げて自らロールプレイに参加する生徒が 数人いました。元気で明るく、意欲にあふれています。 企業や志望校への志望動機などは、まだこれから作成の段階ですが、 やはり一番必要なのは高校生らしい明るさと元気、そして意欲の感じられる態度でしょう。 |
昨日、米沢の短大へ行って来ました。
2年生になったばかりですが、すでに就活真っただ中。 グループワークを通して、お互いにアドバイスしながら面接訓練を行いました。 講師の評価だけでなく、学生同士の評価も、かなり参考になります。 良かった点はより良く、不足点は素直に受け入れて改善することで、少しずつ自信がついてきます。 練習を繰り返すことで、全員が成長していることに、自ら気付いたようでした。 さて、厚生労働省は、2013年度より全国の大学にハローワークの窓口を設置する方針を固めたそうです。 専門相談員が大学に常駐し、学生の就職相談を支援するといった取り組みが期待されます。 最終的には500程度の大学で、主に地方の国公立大学、歴史の浅い私立大学を対象にしているとのこと。 大学に比べ短大の就職率が極めて低い現状では、短大へのハローワークの窓口設置も必要不可欠です。 ぜひぜひ、対象枠に入れて頂きたいですね。 |
18日、名取の高校の仮設校舎へ行ってまいりました。
担当したのは就職希望の3年生42名。 4カ月前の講演の時よりも、しっかりしてきて、頼もしさを感じました。 いよいよ進路について、真剣に考える時期を迎えています。 3月に卒業した先輩たちは進学、就職希望者とも、全員無事にそれぞれ選択した進路へ向けて飛び立ったとのこと。 この春卒業した宮城県内高校生の就職内定率は3月末時点で97.1% 内定率が97%を超えたのは1992年以来20年ぶり。 (18日・宮城県教育委員会発表) 福島県は88.7%(1月末時点) 岩手県は96.5%(2月末時点) 両県とも、3月末時点の統計はまだ発表されていませんが、かなり良い結果になるでしょう。 未内定者に対しても卒業校の進路指導やジョブサポーター等による個別支援が 行われています。 昨年の震災の影響から、特に岩手、宮城、福島の3県の新卒採用が懸念されていましたが、学校側の積極的な進路指導の取り組みや県外企業等の被災者枠確保により、内定率のアップにつながったようです。 あと2ヶ月半足らずで高校生向け求人票が公開されます。 今年度の求人がどれくらいになるのか見当がつきませんが、景気回復のためにも雇用の場が拡大されることを期待しています。 |
本日、仙台市内の高校で「キャリア教育セミナー」を担当してまいりました。
1・2年生を対象に、高校のOB・OGの方や一般の方々が社会人の先輩として、お話しをさせて頂く企画に賛同したものです。 受講生が事前に講師の自己紹介を見て、自分の興味のある講師の講話を聞けるように、配慮して下さっていました。 前半、後半と2回、私の受けもった受講生は、美容師、保育士、販売、アパレル、接客等、人と関わる仕事に興味を持っている人が多かったようです。 前職の客室乗務員や現在のキャリアカウンセラー、進路アドバイザーの経験から、彼らの進路選択のきっかけ作りになればと、お話をしてきました。 今回の企画で感じたこと。 〇1グループ10名から12名ほどの少人数のため、受講生一人ひとりの意見を聞き、質問に応えることができました。 〇1年生と2年生合同だったため、1年生は先輩の思っていることを理解し、学び、2年生は後輩の意見を聞き、先輩としての意識も高まったようです。 〇個別の相談から、進路についてこんなにも真剣に考えているのか、と思うほど悩んでいる人もいます。 いろいろな選択方法や生き方があることを伝えることで希望を持ってくれました。 限られた時間内で、すべての悩みや疑問がクリアになるのは難しいですが、 多少なりとも、進路選択を考える時間になったようです。 機会がありましたら、またぜひ賛同したいと思っています。 |
3日、大船渡での高校生ガイダンスのため、前日の午後、現地へ向かいました。
大震災から大船渡線が運休中。 交通手段は仙台から一関、気仙沼、陸前高田を経由し、バスで約4時間。 あいにく雨模様でしたが、車中から陸前高田の「奇跡の一本松」を見ることができました。 3日、大船渡湾の夜明け 瓦礫はかなり撤去され、閑散とした風景 大船渡の駅は後かたもなく、線路だけが残って、、、。 気を引き締めて、高校へ到着。 2年生50名、元気な挨拶から始まり、明るく、とても熱心な態度。 あっという間の一日でした。 後半は自己PRを中心に模擬面接の練習をしたのですが、自分の強みを伝えようと、みんな一生懸命です。 もうすぐ3年生に進級。 入試や就職試験に向けて、勉強、クラブ活動、生徒会、資格取得など、頑張っていることをしっかりと継続していき、自分に自信をつけておきましょう! |
2月21日から24日までの4日間、
山形県鶴岡市で、4月から新社会人となって巣立つ、市内の高校3年生のための「新社会人スタートセミナー」が開催されています。 セミナーの内容は4コース 私は21日、22日の両日「新社会人の基礎講座」を担当させて頂きました。 彼らは間もなく卒業式を迎えます。そして、いよいよ社会人1年生。 採用して頂いた感謝の気持ちを忘れず、企業の方々の期待に添えるよう、 挨拶や言葉遣いなどを再確認。 彼らが、初めて手にする給料の使い方をシミュレーションして、自立のためのマネープランを考えてみる機会も設けました。 入社1年後、2年後、3年目後の抱負を聞いてみると、 仕事に慣れるところから始まり、 職種や業種によって多少の違いはあるものの、 2年後には資格取得やレベルアップ研修に積極的に参加する 3年後には後輩の指導など、、、、意欲たっぷり。 頼もしい限りですね。 鶴岡市と地元企業、高校、そして山形県の皆さまが一丸となって高校生を バックアップなさる姿勢に、いつも感服しています。 今年度もまた担当させて頂いたことに感謝しつつ、 受講生の皆さんを応援してまいりました。 頑張れ!新社会人1年生✌ |
上杉神社(米沢市)
この時期、新社会人になるための準備講座のご依頼を多く頂いております。 14日は山形県上山市の高校へ、 内定者80名対象の講座を担当して参りました。 2月から自由登校期間に入り、3年生は週に一日だけ登校しています。 自宅で過ごす時間が多いと生活の乱れが気になりますが、久々に登校した彼らは、しっかりとした態度で迎えてくれました。 先生方の指導のもと、日頃からの心がけの成果でしょう。 身だしなみや挨拶の面でもほとんど問題なく、社会へ飛び立てる準備が出来ているようでした。 卒業まであと半月。 学生生活を楽しみながらも、社会人としての準備期間を大切に過ごしてほしいものです。 講演後、所用で米沢へ。 お天気も良かったので、市内を散策してきました。 山形県は例年にない豪雪です。 そろそろ雪も治まるといいのですが☃ |
6日、大学での仕事を終え、
翌日の高校ガイダンスのため、新幹線から大船渡線へと乗り継いで気仙沼へ。 午後8時半過ぎに到着。タクシーで向かうホテルまでの道程はほとんど真っ暗でしたが、壊れた家の様子が微かに目に入ってきます。 ホテルの窓から見渡す光景。 朝靄がかかって異様な感じに映っていますが、穏やかな気仙沼湾です。 ![]() 街の中の瓦礫はだいぶ撤去されていましたが、 津波で陸に押し上げられた船や火事で焼けた車がそのまま残っていました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 高校に着くと、明るく元気な生徒たちの声が聞こえてきました。 進路に向けて一生懸命受講する姿を見ていて、 逆に、こちらの方が元気を分けてもらえたような気がしています。 仮設住宅から通っている生徒も多いそうです。 少しでも早く、普通の生活に戻れますように。 |
卒業まであと1ヶ月半足らず。
高校では就職内定者、進学先合格者、引き続き企業の選考を受験中の学生、 センター入試は終了したものの、まだ入試への挑戦を続行中の学生など、 各自の心の状況も様々な時期です。 卒業後の進路を模索しながら、残りの高校生活をどんな思いで過ごしているのでしょう。 そんな中、17日は短大での新社会人準備講座、 18日は高校での同講座を担当致しました。 ビジネススキルはもちろん必須ですが、やはり一番大切なのは人間関係です。 社会人としての心構えや基本的なビジネスマナーを習得し、企業に期待される人材になって、活躍して頂きたいですね。 山形駅隣接の霞城セントラルビル1階 ホッと一息できそうな、こんな空間が設けられていました。 ![]() 小正月の団子の木が飾られたお休み処 |
山形駅、霞城セントラルビル1階にある芋煮鍋
なんと、鍋の中は8人ほど座れるベンチになっているのです。 ![]() 山形市内の短大で、21日から2日間のワークショップを行ってきました。 1年生、入学してからわずか9カ月ですが、すでに就活開始の時期を迎えました。 スーツ姿での受講態度は真剣そのもの。 2日間、合計12時間のワークショップは結構ハードだったかもしれませんが、 終盤のグループ面接練習の頃には、かなりの成長ぶりを見せてくれました。 そして、23日は今年の締めくくり、 米沢の短大へ行って来ました。 2年生、未内定者対象のワークショップです。 自分の将来を真剣に考えるからこそ、なかなか簡単には企業選択ができないのですね。 それでも卒業まで、あまり余裕がありません。 冬休みがラストスパートの時です。 受講生が少なかったため、個々の進捗状況や考え方に沿って、ワークショップを進めることができました。 ![]() この日、大雪注意報が出ていたのですが、何とか穏やかな一日でした。 |
早いもので今年も師走の季節を迎えました。
今朝07:10、仙台の風景は寒々としています。 最低気温0℃、最高5℃ 今日は大学でのキャリアカウンセリング業務。 徒歩30分の道程、身体を丸めて歩きそうな、そんな感じですが、 肩凝り解消のためにも、胸を張って腕を振って歩くことにしましょう! さて、そんな仙台よりも山形はもっと寒さが厳しいのです。 昨日は、村山市の高校へ行ってまいりました。 時雨の冷たさが、身にしみました。 2学年、就職希望者対象の進路講演です。 4ヶ月後には3学年進級、8ヶ月後には求人票を手にするのです。 本人達は、まだまだ実感が湧かないようですが、そろそろエンジン始動の時期を迎えています。 とは言え、卒業後の進路に迷いはあることでしょう。 就職なのか、 目指す仕事のためには、進学するべきなのか、 自分が何をしたらいいのか、見えていないのが現状です。 わずか16,17歳で自分の進路を決定するのは難しいと思います。 ただ待っていても、何も変わりません。 自分の興味のあること、得意なことなどを模索したり、職業に関する情報や企業研究のために進路支援室に足を運んでみるなど、行動してみることから始めていきましょう。 |
21日(月)
山形県米沢市の大学へ 米沢駅では「かねたん」が迎えてくれました。 (直江兼継公のマスコットキャラクター) 米沢は時雨が舞い、寒さが身にしみました。 22日(火) 山形県酒田市の高校へ キャリアカウンセリングを担当する方と一緒です。 途中の月山道は雪が舞い、わずかに残った紅葉も冷たそう。 お昼は、暖かいラーメンでも食べたい気分でしたが、 ここは港町、酒田。やっぱりお魚ですね 注文したのはマグロの五点盛り、その名も「みんな丼」 ご馳走様でした( ^^) _U~~ 23日(水) 東京で高校生ガイダンスの研修会へ参加 久々に東京の空気を味わってきました。 24日(木) 仙台市内の高校へ 1、2年生対象の進路講演。 卒業後の進路について、早い時期から生徒が考える機会を設けて下さる高校が増えてきました。 将来、何がしたいのか どういうことに興味があるのか 業界の様子や社会情勢を含めて、仕事について学び、卒業後の進路を模索していく大切な時期です。 25日(金) 来週の講演の資料作りや会社の事務業務に追われた一日。 ブログの走り書きで、再度、一週間の振り返りと反省。 26日(土)になりました。 始発の電車で米沢に向かいます。 |
今日の仙台はお昼から冷たい雨が降り続いています☂
朝晩、急に寒くなってきました。 立冬を迎えたのですものね、寒くて当たり前なのですが。 この一週間も、あっという間に過ぎてしまった気がします。 先週末は宮城県刈田郡の高校へ行って来ました。 1学年対象のマナー講座です。 彼らは間もなく企業訪問の予定ですが、職業インタビューをするにあたっての注意点について、意識付けとマナー実践を中心に進めました。 今回のように、1学年の早い時期から職業について実際に現場の方から話を聞く機会を設けることは、とても貴重なことです。 ただ訪問して話を聞くだけではなく、訪問時のマナーや仕事への興味関心、更に職場の方が仕事に取り組む姿勢、人間関係など、学ぶことはたくさんあるのです。 ここ数年来、高校でのマナー講演のご依頼を多く頂いています。 就職希望者に留まらず、進学希望者も社会人になった際のビジネスマナーの必要性を、先生方に理解して頂けたことの表れでしょう。 この不況を生き抜くためにも、学力だけではなく、 ますます、社会人基礎力を身につけることが必須な時代になってきました。 |
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夕日に照らされた岩木山
残念ながら雄大な姿が雲に隠れてしまいましたが、
険しい山頂の様子が感じられます。
涼しくて心地よい気候の中、
受講生も熱心に受講してくれました。
毎回、帰路に就く列車の中で振り返りを行います。
同席下さった先生方からも好評を頂きました。
積極的にワークショップに参加している生徒たちの様子を見て、役に立ったかなと思いつつも、面接実践でなかなか自分を発揮できない生徒を勇気付ける難しさを実感しています。
生徒に進路選択の意識付けを行い、一歩前進できるところまで引っ張ることができれば、彼らは自ら行動できるようになります。
250回に及ぶ講演の場を経験しながらも、これで完璧という事はありません。
常に課題に向けて奮闘中です。