昨日は、山形市文化遺産塾へ。
山形でただ一人の「山形和傘」の職人・古内清司さんのお話をお聞きしました。
「山形和傘」は約230年の歴史があり、
最盛期には山形近郊で100軒を超える和傘業者が店を構えていたとか。
それが今では、洋傘の普及とともに古内家だけになってしまったそうです。
日本ならではの繊細な技と粋から生まれた「山形和傘」。
雨の日にさしたら、きっと雨音も優しく聴こえて、雨の日が好きになりそう。
3代目で、お祖父さんやお父さんの技を受け継ぎ、
「山形和傘」の伝統を守ってきた古内さんのお話をお聞きして、
伝統文化は、自然に「残る」「伝わる」ものではなくて、
先人の技や思いを「残す」「伝える」人がいてくださるからこそ、
受け継がれていくものだと実感しました。