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この道ひとすじ、将棋駒とともに

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『この人生、天の恵みよ』

  天童市 森 天恵さん

 

森天恵さんは、天童将棋駒の書き駒の職人さんで伝統工芸士の方。

天恵の名の通り、「天の恵みを受けてきた」という人生の歩みを綴ったのが

『この人生、天の恵みよ』です。

 

語り手のお話をお聞きして、それをもとに文章をつくる「聞き書き」で、

文章作成から編集・制作までお手伝いしました。

 

               

 

大正15年生まれで、生後わずか84日目で父親が亡くなり、

母を助けるため、10歳の頃から将棋駒の文字書きをしたという森さん。

 

若き日、海軍航空隊に志願、特攻隊として出撃する前日に終戦となった戦争体験、

小さな駒に漆を置くように文字を書いていく「書き駒」の難しさ、

独自にコツコツと調べてきた天童将棋の歴史、

工夫を重ねて「矢印駒」や「英語駒」をつくったことなど、

昭和から平成と、激動の時代を力強く生きてきた姿を記した一冊となりました。

 

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家族でも、思い出話をゆっくり聞く機会は少ないないものです。

一緒に暮らす森さんの娘さんも

「父の若い頃の話は、あまり聞いたことがなかった」とか。

将棋駒とともに歩んできたお父さまの歩みを残せた…と喜んでいただきました♪

2017.06.23:egaobon-net:[ワークス]

亡き奥さまの命の軌跡

  • 亡き奥さまの命の軌跡

『笑いの青春』

  山形市 松木賢弥さん

 

亡き奥さまの「命の軌跡」を残したい…と

山形市の松木賢弥さんからお話をいただいて、

追悼本『笑いの青春』の編集・制作をお手伝いしました。

 

            

 

三回忌を終え、ようやく少し気持ちも落ち着いた頃、

まだ60代で逝った奥さまを偲び、

「妻の生きた証しを残してやりたいと考えた」と松木さん。

 

タイトルの『笑いの青春』は、

つねに笑顔を大切にされていた奥さまご自身が楽焼きの皿に書いた

ご夫婦の想いのこもった言葉です。

 

            

 

松木さんが天国の奥さまに宛てた手紙、出会いと結婚、子育てのこと。

家族や夫婦で出かけた旅行の思い出のあれこれ、

職場の同僚や高校時代の友だちから寄せられたメッセージなど、

『笑いの青春』の1ページ1ページに奥さまの人生の足跡が記されています。

 

「これからの人生を前向きに、いきいきと過ごしていくことが、

妻の気持ちに添うことになると思います」とおだやかに微笑む松木さんを、

奥さまが遠くの空から優しく見守っていらっしゃるようです。

2017.06.22:egaobon-net:[ワークス]

おじいちゃんの人生を孫に伝えたい…

  • おじいちゃんの人生を孫に伝えたい…

 

『んでも、おもしゃいっけ』

 天童市 長瀬行明さん

 

長瀬さんの娘さんから、ご両親の金婚式と

ご自身に男の子が誕生した記念になるものを…とお話をいただいて、

お父さまの長瀬行明さん(当時75歳)の自分史づくりをお手伝いしました。

 

タイトルの『んでも、おもしゃいっけ』は山形弁で、

「でも、おもしろかった」という意味。

 

ご夫婦で、手広く果物の仲卸商を営む行明さんと奥さまのヒサヨさんが、

二人三脚で歩んできたこれまでの商売人生を振り返って

「大変なこともいっぱいあったけど、んでも、おもしゃいっけね」と

笑顔でおっしゃった言葉をタイトルにしたものです。

 

語り手のお話をお聞きして、それをもとに文章をつくる「聞き書き」で、

文章作成から編集・制作まで手がけました。

 

 

               

 

 

ご両親にとっては7人目の孫になる息子さんに

「おじいちゃんの人生の歩み」を伝えたいという娘さんの想いがこめられた

『んでも、おもしゃいっけ』。

 

行明さんのお父さまが若い頃、農家から八百屋になった話にはじまり、

高校を卒業するとすぐに家業を手伝い、商人としての第一歩を踏み出したこと。

お見合いで一目惚れした奥さまとのスピード結婚、

夫婦で力をあわせ、時代の波を乗り越えて商売を大きくしてきた喜びと苦労、

3人の子どもたちの成長の思い出、孫たちへの想いなど、

行明さんご本人の足跡とあわせて、ご家族の歴史を綴った一冊となりました。

 

 

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行明さんは、自分史づくりを進めている間、

昔のことを思い出してご家族に話したり、冊子に載せる写真を探したり、

いきいきとして、とても楽しそうだったと、娘さんが喜んでくださいました。

 

完成した『んでも、おもしゃいっけ』は、

身内や親しい方、仕事でおつきあいのあった方などにお渡しして、

昔話に花が咲いたとうかがっています。

 

また、東京に住んでいるお孫さん(中学2年の女の子)が

『んでも、おもしゃいっけ』を読んで、

「おじいちゃん、すごい!

 それに、ひいじいちゃんも、おもしろい人だったんだね!」と言ったとか。

 

このお孫さんは、「ひいじいちゃん」が亡くなってから生まれたので、

もちろん会ったことはありませんが、

『んでも、おもしゃいっけ』を通して、ご家族の絆がつながったようです。

 

               

 

「宝物の孫たちが成人するまで、まだまだ頑張らんなね」と行明さん。

いまはまだ小さい7人目のお孫さんが大きくなって

『んでも、おもしゃいっけ』を読む日を楽しみにされています♪

2017.06.21:egaobon-net:[ワークス]

米寿のご両親へ、親孝行のお手伝い♪

  • 米寿のご両親へ、親孝行のお手伝い♪
  • 米寿のご両親へ、親孝行のお手伝い♪

『ピーコの羽』

 山形市 古瀬和則さん

 

ご両親の米寿記念に冊子をつくりたい…と

山形市の古瀬和則さんからお話をいただいて、

編集・制作のお手伝いをした『ピーコの羽』。

1年がかりで完成しました!

 

『ピーコの羽』は、主人公の「僕」(古瀬さん)と弟、お父さん、お母さん、

そして鳩の「ピーコ」とのユーモラスな絆を綴った物語で、

実話をもとにした自伝的エッセイです。

 

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ときは昭和39年、東京オリンピックの年。

「僕」が飼っていた夫婦の鳩が野良猫に襲われ、

奇跡的に助かったのが、生まれたばかりの一羽の鳩。

 

その鳩は「ピーコ」と名づけられて、

家族の一員「三男坊」としてすくすく育ちます。

 

やんちゃなピーコはお父さんのスキをついて脱走したり、

お母さんの頭にかんざしのような◯◯をしたり、

弟を追いかけて兄弟ゲンカしたり、

さまざまな騒動を引き起こして、

泣き笑いのドラマが繰り広げられるのです。

 

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その後、古瀬さんから、うれしいお話をお聞きしました。

 

ご両親には内緒ですすめてきた冊子づくり。

米寿のお祝いの席で、初めて披露して

ご両親や参列された親戚の方たちにお贈りしたそうです。

 

このサプライズに、ご両親は大喜び!

その日以来、お父様はいつも『ピーコの羽』をご自分の手元に置き、

一日何度となく開いては、

「こんなこともあった、あんなこともあった」と

次々とピーコの記憶がよみがえってきて、

お母様と楽しそうに思い出話をされているのだとか。

 

車椅子生活を送るお父様にとって、

この冊子が生活のハリになった…と喜んでいらっしゃいました。

 

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戦中戦後に青春時代を送り、激動の昭和を生き抜き、

ご両親そろって米寿を迎えられたことを、

古瀬さんは「息子にとって何よりの喜び」と話されました。

 

親孝行のお手伝いができたことを、とても幸せに思います♪

 

2017.06.15:egaobon-net:[ワークス]

生徒たちの応援歌となる本に!

  • 生徒たちの応援歌となる本に!

「デッカチ先生 学校日記」

  山形市 西村岑一さん

 

失明を乗り越えて口述筆記で著した自伝的小説

『散りにし花は ~昭和二十八年、私だけの松川事件~』につづいて

西村岑一さん(出版当時78歳)の第2作目

『デッカチ先生 学校日記』の出版をお手伝いをしました。

 

高校の教師だった西村さん自身をモデルにした「南 一心」こと

「デッカチ先生」が主人公の自伝的エッセイです。

 

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昭和30年代後半、新採の南先生が赴任した大湊北高は、

地元の人たちからは「裏のガッコ」と呼ばれ、

生徒自身も、「どこの高校?」と聞かれるのが恥ずかしいような高校。

 

その大湊北高で、生徒たちの可能性を信じ、ともに悩み、

ともに成長していくデッカチ先生と生徒たちとの学校生活を縦糸に、

同僚の宏子先生、そして下宿の若女将との気になる関係を横糸に、

熱血漢のデッカチ先生が周りの人を巻き込んで、

生徒たちを変え、学校を変えた2年間をいきいきと綴っています。

 

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誰もが「こんな先生がいたらいいな・・・」と思いそうですが、

西村さんは長く校長先生も務めた経験から、

「先生方や生徒たちへの応援歌として、この作品を出版した」とのこと。

 

この『デッカチ先生 学校日記』は、

学校の先生、高校生やそのご両親はもちろん、年齢を問わず多くの方が、

それぞれの立場で大切なことに気づきそうな、そんな一冊です。

 

◎「デッカチ先生 学校日記」 

  B6判・247頁 定価:1,890円(税込)

2017.06.13:egaobon-net:[ワークス]