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常設展示室 上杉文華館《 鷹山を支えた家臣 》

*観光振興を目的とした山形デスティネーションキャンペーンにあわせ、

有名な「なせばなる」の和歌を記した「上杉鷹山書状」を特別公開中!!

 

上杉文華館  「 鷹山を支えた家臣 」

【展示期間】:平成26年7月25(金)~8月28日(木)まで。

今回の上杉文華館は、家臣に関する展示です。

 

 米沢藩の特徴として、他藩に比べて圧倒的に家臣数が多いことがあげられます。

会津120石以来、石高が15万石まで減っても家臣の積極的な削減を行わなかった

ためです。鷹山の後半生にあたる文化年間(1804~1817)には、足軽などまで含め

ると約5000名の家臣がいました。

 今回の展示では、家老を務め、さらに武芸所頭取として剣術も指南した大石左膳

(おおいしさぜん)、和算の知識を駆使し、勘定(経理)方や水利事業に活躍した黒井

忠寄(くろいただより)といった個性的な家臣を紹介しています。鷹山の時代には、能力

に応じた積極的な人材登用と、藩校・興譲館を通じた人材育成が図られました。

 

(資料写真)  「上杉鷹山像」 一幅

江戸時代 (19世紀)

七〇・五×二八・四

米沢市上杉博物館

【解説】 

上杉鷹山の晩年の肖像です。明治期までの鷹山像は、ほとんどが同様の、

羽織姿の上半身像です。

 

 

(資料写真) 国宝 上杉家文書 「上杉鷹山書状」 一通

江戸時代 (寛政元年・一七八九)

一七・七×一八五・〇

米沢市上杉博物館

 

【解説】  

家臣に伝えた、なせばなる~

鷹山が、三の丸の隠居所に側室お豊、世子(後継ぎ)顕孝とともに引っ越した際、

顕孝付の家臣に示した文書です。訂正や補筆があり、写か下書と考えられます。

世子に接する上での心得を示した「壁書」と呼ばれるもので、有名な「なせばなる」

の和歌も記されています。

本書の冒頭では、人は周囲の環境に影響されて育つものであるから、顕孝のため

日頃の言動や行動に「心を用いよや」(気をつけなさい)と訓戒しています。続いて

顕孝に日常接する上での心得として、望ましい話と望ましくない話を七種ずつ

漢文と和文で示しています。最後に、「なせばなる なさねばならぬ 何事も 

ならぬは人のなさぬなりけり」の和歌がきます。

 他にも、「なせばなる」を引用した「大石左膳上書」なども展示しております(*^_^*) 

ぜひ、ご覧ください(^o^)/

 

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6月14日(土)から8月1日(金)まで、「国宝上杉本洛中洛外図屏風」の原本を展示致します。

今年度、最後の展示となります!!残りわずかとなりました!お見逃しなく(^o^

スタッフ一同、ご来館お待ちしていますm(_ _)m m(_ _)m

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次回、展示予定

《 上杉鷹山をめぐる人々 》

「 朝廷と幕府 」

【展示期間】:平成26年8月29(金)~9月23日(火祝)

 

** お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238268001まで **

2014.07.29:denkoku:[博物館情報]

8月の体験学習室

毎日暑い日が続きますね…(A´・ω・)

水分補給をしっかりして、体調に気をつけて夏を楽しみましょう!

それでは体験学習室よりお知らせです。

 

8月の季節行事は『盂蘭盆会』

盂蘭盆会お盆の正式名称です!

先祖の霊が帰ってくる日ということで、親戚一同が集まってお迎えし供養します。

体験学習室では昭和のころの置賜地方のお盆について特集しております。

ぜご覧下さい(*^-^*

 

今月のものづくりはブルーノ・ムナーリのアートとあそぼう 

見立ての石~かくれたかたちをみつけよう~7/26(土)~8/21(木)

普段何気なく見ている石……

じっと見つめれば、その中に人の顔や動物、風景など色々なものや形が浮かんでくるでしょう。

想像力と創造力をフル活用して石を見立ててみて下さいヽ(*’∀’*)/

おもしろい見立てが発見できたら、まわりの人とお話してみましょう!

 

 

募集制ワークショップのご案内です

「水彩画入門」
講師    緑光会
開催日  8月8日(金)10:00~12:00
対象    小中学生
定員    20名程度
参加費   一人500円
 
「色をつかまえよう!カラーハンティング~夏の色~」
開催日  8月9日(土)10:00~12:00
対象    小中学生親子
定員    20名程度
参加費   一人500円
 
まだまだ募集しておりますのでぜひご参加下さい!
お電話お待ちしております。
 
 
自由参加制ワークショップのご案内です
「印画紙で簡単フォトグラムをつくろう」
開催日 8/9(土)14:00~16:00
参加費不要、どなたでもご参加いただけます(材料が無くなり次第終了)
※事前の申し込みは不要です。
 
 
それではご来館を心よりお待ちしております。
お問い合わせは 米沢市上杉博物館0238-26-8001までどうぞ。
2014.07.28:denkoku:[体験学習室]

こども狂言クラブ お稽古が始まりました。

  • こども狂言クラブ お稽古が始まりました。
  • こども狂言クラブ お稽古が始まりました。

先週は、台風だ梅雨だ地震だ豪雨だとはらはらしっぱなしの米沢でした。今日は一段と暑いですね。

そんな中、置賜の子どもたちは暑さの中で元気いっぱい稽古に励んでおります。

 

6月28日、7月12日の2度、狂言師の山下浩一郎先生を迎えてこども狂言クラブのお稽古が始まりました。

今年は、こども狂言クラブの10周年。新たに二人、幼稚園の年長さんと小学6年生の子が入会し、元気いっぱい練習に励んでいます。初めての子たちは最初は緊張していたようですが、山下先生の優しくて明るい指導に励まされ、最後の方には元気に大きな声で謡を謡っておりました。最後には能舞台を隅から隅まで歩き、二人で競争。勝ったのはどっちだ?

小学校高学年から高校生までのクラスでは、今年度の狂言のお稽古が開始されました。ある子はこれまでの役をおさらいしたり、またある子は新しい狂言に挑戦したりと今年度の新しい活動に向けて前向きに努力しています。

近々の出演予定は8月10日(日)、伝国の杜で開催される「置賜地域芸能・芸術文化祭」で小舞、狂言を披露します。12:00開演。入場料は1,500円でチケット発売中です。皆さま是非お越しください。

2014.07.15:denkoku:[ホール情報]

置賜文化ホール 夏休みコンサート その2

  • 置賜文化ホール 夏休みコンサート その2

日差しがかなり暑い毎日が続いています。梅雨明けの話は聞かないのですが、もうすっかり夏ですね。照りつける日差しの中で、伝国の杜の前の広場のパンジー達も元気です。

 

そんな伝国の杜では、夏の夜に心豊かになるコンサートを計画しています。

 

仲道郁代 ピアノ・リサイタル

8月2日(土)18:30開場 19:00開演

全席自由 一般2,500円 大学生以下1,000円

 

全世界で活躍しているピアニスト、仲道郁代さんが米沢にやってきます!!

 

今回の内容は「オール・ショパン・プログラム

繊細、時に情熱的なショパンのピアノ曲。その素晴らしい調べを、置賜文化ホールで生で聞いてみませんか。

 

また、チケットをご購入の方による「演奏曲リクエスト式コンサート」となります。お好きなショパンの楽曲、思い出深い名曲をリクエストください。候補曲からの選曲は、演奏される仲道郁代さん。ぜひリクエストに参加して、ピアニストを、そしてコンサートを身近に感じていただければと思います。

 

夏の夜。極上のひとときを皆さまに提供したく、伝国の杜のスタッフ一同、心よりお待ちしております。

2014.07.07:denkoku:[ホール情報]

置賜文化ホール 夏休みコンサート その1

  • 置賜文化ホール 夏休みコンサート その1
  • 置賜文化ホール 夏休みコンサート その1

 もう少しで夏休みですね。学生の皆さんは夏休みの計画をもうたてていますか。伝国の杜の前の広場では、総合学習に来た子どもたちのはしゃぎ声が聞こえています。博物館でカッコいい鎧や刀に興奮した後で芝生の上でお弁当を食べ、元気いっぱいに転がっています。

 転がるといえばボール遊びですが、伝国の杜では夏休みにボールが出てくる子ども向けコンサートを開催します。ボールはボールでもそんじょそこらのボールではありません。

 

仲道郁代おはなしコンサート「不思議ボール」

8月2日(土)13:30開場 14:00開演

全席自由 一般(中学生以上)1,500円 子ども(3歳以上小学生以下)500円

     セット券1,800円

 

絵は長谷川義史さん!

「ぼくがラーメンたべてるとき」「いいからいいから」などの絵本で有名な絵本作家です。このお話のためだけにイラストを描いてもらいました!

そしてピアノは仲道郁代さん!

世界で活躍中のピアニストさんです!

 

子どもたちが拾ってしまった不思議なボール

それをみんながほしがるので、子どもたちは守ろうと夜の学校にしのびこんだ…

すると不思議ボールが!

 

…どうなった?

この続きは是非、置賜文化ホールでお楽しみください。

コンサートの後半はピアノの名曲を集めたミニコンサートです。

大人も子どももみんなで楽しめるコンサートです。

 

コンサートと聞くと、子どもをつれてはいけないのでは…、うちの子には難しすぎるのでは…と思ってしまう人もいるかもしれませんが、この「不思議ボール」は違います。

小学校に入る前の子どもたちから楽しめる内容となっています。ピアノと絵とおはなしでつづるプログラムなのです。

 

 

伝国の杜、スタッフ一同皆さまのご来場をお待ちしております。

 

仲道郁代さんからのメッセージです。

絵と、おはなしと、ピアノでつづる“不思議ボール”にご注目いただき、ありがとうございます。

「不思議ボール」・・・なんて名前のコンサート!これは、一体何なんだ!
と、思われることでしょう。
ある日見つけたボール。それは、何をするものなのか。どんなものなのか・・・と思っていると、コロコロ転がっていきます。それを、追いかけていくと・・・。
正体のわからない不思議なボールを追いかけながら、皆さんに“音”の世界に入っていただけたら嬉しいです。
もともと“音”って、見えませんし、触ることもできません。一体何なのでしょう?
想像することの楽しみが、音を聴く楽しみなのでしょうね。

このコンサートは、普通のクラシック音楽のコンサートでは入場できない未就学児、3歳以上の子どもたちから聴いてもらうことができます。
しかし、このプログラムは子どもたちだけのものではありません。
第一部「不思議ボール」では、大人の皆さんにも、ワクワク胸を躍らせたり、しっとり聴き入り心の中を旅したり、さまざまな気持ちを、ピアノの音色と映像、そして物語とともに味わっていただければと思います。
第二部では、ピアノの名曲を、そのヒミツをお話しながら演奏します。
柔らかな耳で楽しむことができる・・・そんなコンサートです。

どうぞひととき、皆さまで、この不思議で素敵な“音”の世界を楽しんでいただけましたら・・幸いです。

2014.07.07:denkoku:[ホール情報]