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特別展「上杉氏と鷹と馬」展示紹介③

  • 特別展「上杉氏と鷹と馬」展示紹介③

(年未詳)6月14日豊臣秀吉朱印状(画像)。

 

上杉景勝から鷂のひなを献上された秀吉の返信。

秀吉は鷹を全国支配の手段として活用しました。

 

ほかに津軽からの鷹の輸送や、

御鷹場へ獲物の鳥を集めることなどに関する資料を借用して展示中です。

ぜひこの機会に。

 

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 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2024.10.22:denkoku:[博物館情報]

特別展「上杉氏と鷹と馬」展示紹介②

  • 特別展「上杉氏と鷹と馬」展示紹介②

大永4年(1524)11月23日、

北条氏綱は長尾為景に関東情勢を伝え、意見を求めました。

氏綱は敵対していた山内上杉氏と和睦し、

毛呂要害を明け渡したところでした。

 

これと一緒に出されたとみられるのが、展示中の為景に若鷹を求めた書状です。

この書状からは、

シビアな政治状況にもかかわらず、率直に鷹を求める氏綱の気持ちが伝わってきます。

そして、その後日談も紹介しています。

そこには氏綱の性格も見えてきそうです。

 

ぜひ展示室で原本をご覧ください。

 

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 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2024.10.16:denkoku:[博物館情報]

特別展「上杉氏と鷹と馬」展示紹介①

  • 特別展「上杉氏と鷹と馬」展示紹介①

江戸幕府は、将軍が行った狩りの獲物を大名に与えましたが、

獲物の種類で格差がありました。

 

(元和6年・1620)閏12月1日付上杉景勝書状は、

その親子間の格差が示されています。

 

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 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2024.10.04:denkoku:[博物館情報]

令和6年度 上杉文華館「一向一揆との攻防」⑦

  • 令和6年度 上杉文華館「一向一揆との攻防」⑦

 令和6年度の上杉文華館では、16世紀の長尾上杉氏と北陸地域(主に越中・能登)の歴史的関係について、国宝「上杉家文書」を中心に通時的に紹介します。

 越後と隣接する北陸地域への侵攻は、上杉氏の領国(領土)形成の上で重要であり、北陸の諸勢力をいかに統合するかがカギとなりました。ただし、上杉謙信の北陸侵攻は、武田信玄や北条氏康といった関東甲信勢力のほか、一向一揆や織田信長などとの関係・動向に規定される側面があり、謙信を取り巻く当時の政治状況に配慮したなかで行われました。

 謙信の北陸侵攻は、関東侵攻(17回)に次いで多く行われており、その数は11回に及びます。小田原北条氏・甲斐武田氏との関係変化により、信濃・関東の攻略が足踏みする中で、北陸地域は上杉氏の領国化が叶った地であり、謙信の晩年になって越中と能登が上杉氏の版図に組み込まれています。

 北陸地域における同盟者の裏切り、敵対勢力との和睦・合力など、目まぐるしく変わる情勢に、長尾上杉氏がどのように対応していったのか、一進一退の攻防を繰り返した長尾上杉氏の北陸侵攻を主軸に据えて、その内容を深めていきます。

 

 

第7回「一向一揆との攻防」

 【展示期間】9月26日(木)~10月22日(火)

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 永禄12年(1569)6月に上杉謙信と北条氏康との間で結ばれた越相同盟は、元亀2年(1571)10月に氏康が死去したことで動揺し、北条氏政が再び武田信玄に接近したことで破綻しました。これにより、謙信を取り巻く情勢は大きく変化し、新たな局面を迎えます。

  元亀3年、越中では武田信玄と結んでいた椎名氏や一向一揆勢が反上杉勢力として軍事行動に出ました。なかでも一向一揆勢との対決は激戦となりました。当初は謙信側に味方する神保氏の家臣が対処していましたが、日宮城(富山県射水市)の攻防に敗れた結果、一向一揆勢は富山城(富山市)周辺まで攻め寄せ、上杉勢を追い込みます。その後、謙信が8月頃に越中へ出兵したことで戦いは一旦落ち着きますが、越中情勢は依然として不安定な状況でした。謙信は長期間の在陣を決め、越中で初めて年を越しました。

  今回の展示では、一向一揆との攻防に関する資料を読み解き、元亀3年時点の上杉謙信の動向を中心に紹介します。

 

▼ コレクショントーク

 日時:9月29日(日)  14:00

 場所:常設展示室 上杉文華館

 ※入館料が必要です。

 

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皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2024.09.26:denkoku:[博物館情報]

【開催中】特別展「上杉氏と鷹と馬」

  • 【開催中】特別展「上杉氏と鷹と馬」
  • 【開催中】特別展「上杉氏と鷹と馬」

9月7日(土)よりはじまる特別展のお知らせです。

特別展「上杉氏と鷹と馬」

 

 鷹、馬と人間の付き合いは、長い歴史を持ちます。6世紀ごろの古墳から出土した鷹、そして鷹匠、馬、そして馬子をかたどったハニワは、それを知らしめてくれます。また、それらは権力者との強いつながりを示しています。以後も鷹や馬は権力と強く結びつき、その象徴的存在として歴史にその姿を刻んでいます。本展は、戦国時代から江戸時代における上杉氏を中心とした武家権力と鷹と馬との関わりをみていきます。

 鷹や馬は、大名と室町幕府や豊臣政権、江戸幕府との関係のほか、大名同士の関係においても重要な役割を果たしました。鷹狩は広く武家が愛好し、乗馬は移動のみならず、戦いにおいても武家に必要とされました。そこで、鷹狩や乗馬の技術が重視され、狩猟能力にたけた鷹や、名馬が求められました。また、鷹や馬を飼育したり、けがを治療したりする技術も重視されました。

 このような中で戦国時代から江戸時代には、鷹や馬を題材とした障屏画が盛んに描かれました。武家が絶対的権力を握った社会的風潮の反映ともいえます。国宝「上杉本洛中洛外図屏風」にも多様な鷹や馬の姿が描かれています。

 以上のような視点から、鷹や馬を通した上杉氏の歴史の一端に触れていただきたいと思います。

 

【会期】前期:9月7日(土)~10月6日(日)

    後期:10月12日(土)~11月10日(日)

     ※展示替え:10月7日(月)~10月11日(金)

 

【休館日】9月25日(水)、10月23日(水)

 

【開館時間】9:00~17:00(チケット販売は16:30まで)

 

【入館料】一般800円(640円)/高大生500円(400円)/小中生300円(240円)

    ※( )は20名以上の団体料金

    ※常設展とのセットのみ販売

 

 

♦入館料無料の日

 11月3日(日・祝)   東北文化の日 どなたも無料!

 

【ギャラリートーク】展示解説 ※申し込み不要

 日   時 : 前期 ①9月7日(土)

              ②10月5日(土)

          後期 ③10月12日(土)

              ④11月9日(土)

         ※いずれも14:00開始

 会   場 : 米沢市上杉博物館 企画展示室

 定   員 : なし

 参 加 費 : 特別展入館料

 担当学芸員 : 阿部 哲人

 

【講演会】 ※事前申込制 8月14日(水)9:00から受付開始

「徳川将軍と東北の馬・鷹」

 日   時 : 9月14日(土) 14:00~16:00

 会   場 : 伝国の杜 2階大会議室

 定   員 : 80名

 参 加 費 : 無料

 講   師 : 東北学院大学文学部教授 兼平 賢治 氏

※お申し込みは TEL:0238-26-8001 へお願い致します。

 

特別展の主な展示資料等、詳しくは当館ホームページをご覧ください。

 

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2024.09.07:denkoku:[博物館情報]