日本国史(下)(田中英道著)の抄録を報告する。
鎌倉時代。武家政治はどのように始まったか?土地争いを減少させた問注所と貨幣経済の発達。世界史の中に、日本を堂々と登場させた蒙古襲来。
室町時代。建武の新政は、天皇が権力を用いて自ら親政を行なおうとして武士の反発を買った。「もののあわれ」や「わび・さび」は日本文化の基底と捉える。
戦国・安土桃山時代。時代を大きく動かした鉄砲伝来。奴隷売買、植民地化を、豊臣秀吉がバテレン追放令で救った。徳川家康は、外国人を巧みに利用して日本の安全を確保した。
江戸時代。百万人が暮らす世界最大の都市、江戸の誕生。江戸の学問は実践的だった。上杉鷹山・二宮尊徳にみる、江戸の人々の伝統的道徳観。西洋化は江戸時代から始まった。
明治維新。革命ではなかった事実。明治の骨格を作った徴兵制と教育勅語。民主主義は戦前から始まっていた。明治維新の最大のポイントは律令制の復活。
日清戦争から大東亜戦争まで。日清戦争は19世紀の英露のアジア侵略。欧米・中国との外交戦の末に起きた満州事変。日本が引き込まれて行った大東亜戦争。世界史を裏で操ったユダヤ資本。
現代に続く日本文化の財産。日本の歴史が培った共同体と共にある一体感。GHQは「和」の社会を崩壊させようとした。GHQの呪縛から解放され、日本文化と言うかけがえの無い財産を継承せねばならない。
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