大東亜戦争はルーズベルトの錯覚から始まった

 「大東亜戦争はルーズベルトの錯覚から始まった」(杉本幹夫著)と言う本を読んだので紹介する。

 戦後レジームからの脱却のため、日本人は正しい歴史観を持たないといけない。戦後、GHQから強制された憲法・財政法・教育基本法・東京裁判などの意図を正しく理解して、直すべきものは直して行くべきだろう。大東亜戦争を理解する切り口になると考える。

 さて、アメリカの戦前の主張は「日本はシナ市場を独占しようとしている。もっとアメリカにも市場を開放せよ」と言うことだった筈である。米国は、多くの犠牲を出し、勝ちながらシナ市場から追放された。「何かがおかしい」と思わない方がおかしい。

 マッカーサー証言では、日本が戦争を始めた目的は、安全保障上の必要に迫られてのことだった。彼は朝鮮戦争で、そのことに気付いた。

 以前の書籍の紹介でも明らかなように、真珠湾はルーズベルトが仕掛けた罠であった。無線は当初から傍受・解読されていたが、ハワイの陸軍司令官ショート中将と海軍司令官キンメル大将には伝えられていなかった。これは50年間、極秘とされたが、その証拠は多数出てきている。

 日清・日露戦争以来、日本の戦争は自衛のための戦争であった。軍部は、ソ連を討つべく北進論から、東南アジアの資源を求めて南進論へと議論していたが、何故か海軍・山本五十六は太平洋へ向かった。真珠湾攻撃こそ日本の最大の失敗だった。彼が英雄のように扱われる映画・ドラマは、正しい歴史観からすると見るに堪えない。

 南京虐殺事件は、中国共産党によるプロパガンダ作戦だったことも、証拠が明らかになってきた。朝日新聞記者の尾崎秀実などは、日本の敗戦を予想し、その敗戦の混乱の中でソ連の援助を元に日本の共産革命を夢見た人物だった。

 マッカーサーは、日本が戦争を始めた目的は主として安全保障上の必要に迫られてのことだったと証言している。

 日本の一部の人達は、正しい歴史認識を2000年頃に気付いたが、私は書籍などを通じて知ったのは2010年頃のことだった。それまで、戦後GHQの歴史観にすっかり洗脳されて、太平洋戦争が正しい呼称であり、日本は中国などに悪いことをしたと教えられてきたが、日本社会党委員長が毛沢東主席に謝った所、逆に日本は何も悪いことはしてないと言われたとのエピソードがある。左翼リベラルや新聞・テレビなどのマスコミは、近現代史書籍の勉強をしていないと感じる。

2022.08.31:dai:[学習]

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