世界史の中の日本「大東亜戦争は日本が勝った」

 世界史の中の日本「大東亜戦争は日本が勝った」(ヘンリー・ストークス著)と言う図書を山形市立図書館で見つけ読んだので、その読書抄録を紹介します。

 日本軍は大英帝国を崩壊させた。白人列強による世界支配を終焉させ、人種平等の世界の実現へと舵を切らせる歴史的偉業を果たした。マッカーサー占領後70余年は、連合国戦勝史観で自らを洗脳し呪縛してきた。そろそろ真実に目覚める時である。

1.日本が戦ったのは「太平洋戦争」ではない

 日本軍がアジアで戦ったのは、欧米の植民地の宗主国である。アメリカが行った空爆や原爆投下は戦時国際法違反であり、全くの民間人大虐殺だった。大東亜戦争は、自存自衛のための戦争で、東亜新秩序建設の目的が示されていた。左翼は大東亜戦争は侵略戦争だったと言うが、アジア解放戦争の側面があり、欧米の侵略戦争や植民地支配の戦争とは異なるのは明らかである。

2.「太平洋戦争」史観で洗脳される日本

 日本が戦ったのは、大東亜戦争である。500年にわたって続いた西欧列強による植民地支配を、終焉させたのが大東亜戦争であった。アメリカの占領政策WGIPによって洗脳されたために、「侵略戦争だった」「残虐行為を犯した」などGHQによる刷り込まれた虚構を、未だに真実と信じ込んでいる。マスコミには言論統制が敷かれた。

 アジアを侵略したのは欧米列強であり、日本が侵略戦争を起こしたのではない。「レイス・ウォー」人種戦争、太平洋戦争のもうひとつの真実である。1919年、パリ講和会議で日本が人種差別撤廃提案をすると、11対5で可決したにも関わらず、ウィルソン大統領によって拒否された。

 ペリーがパンドラの箱を開けた。日本も欧米列強によって植民地支配されるのではないかと脅威を感じた。

 現地人は、侵攻してきた日本軍を、ありとあらゆる方法で手助けし、逃げようとするイギリス人に、あらゆる妨害を試みた。日本軍が進攻したアジア諸地域では、有色人の現地人が日本軍を応援していた。真の侵略者が白人列強の宗主国側で、その侵略から、被侵略民族を救い出したのが、日本軍の軍事進攻だった。

 中国人にとって日本軍は、白人による搾取と奴隷扱いから自分たちを解放してくれる「救世主」だった。日本は、アジア諸民族が独立することを切望していた。

3.日本は「和」の国である

 シナジー効果とかウィンウィンとか対立軸を超えた二者択二のアプローチがある。日本に民主主義をもたらしたのは、アメリカではない。民ありて、のち君おこる。民主主義の資質は、もともと備わっていた。

4.世界に冠たる日本の歴史

 古代からひとつの王朝が続く日本。日本が世界に誇れる「万世一系」。世界四大文明よりも古い日本の文明、旧石器時代から侵略されることなくずっと民族が続いて現在に至る国。古事記や日本書紀に描かれた神武東征が、大阪平野の発達史によって史実と分かった。

5.オリエントにあった世界の文明と帝国

 「文明の衝突」(ハンチントン著)で、日本文明を八大文明の一つと位置付けて、日本一国のみで成立する孤立した文明と定義した。

6.侵略され侵略するイギリスの歴史

 イギリスとフランスの二重王国と百年戦争。帝国を築く礎になった海賊、アルマダ海戦でスペイン無敵艦隊を破る。イングランド共和国とクロムウェル。王政復古。

 専制政治は身分的支配者が行う圧政、独裁政治は国民大多数の支持によって権力を付与された者によるもの。ロシアのプーチンや中共の習近平は独裁者にあたる。

 大英帝国の日本侵略「長崎フェートン号事件」、支那で勃発したアヘン戦争、インドにおけるイギリス植民地支配への抵抗運動があった。

7.アメリカのマニフェスト・デスティニー

 キリスト教徒が人身売買をしており、秀吉の伴天連追放令の目的は日本人奴隷売買の禁止であった。幕府は、白人キリスト教徒による有色人種大虐殺を防止するため鎖国をした。

 ローマ法王によって、加速された大虐殺と奴隷制度。新大陸で悲惨に酷使された黒人奴隷。奴隷制度を支持したアメリカ民主党と廃止を訴えた共和党。共和党初代リンカーン大統領は南北戦争で勝利した。

 江戸の庶民は、世界一文化的な生活を送り、世界史に類例のないほど教育が普及していた。

 

8.白人キリスト教徒による太平洋侵略

 マニフェスト・デスティニーの西部開拓は太平洋の侵略へ。尊王攘夷は、日本防衛と国体護持のため。ジャーディン・マセソン商会の日本代理店がグラバー商会であり、坂本龍馬を使い薩長同盟を作り、幕府との内戦・内乱によって植民地化しようと目論んだ。

9.マッカーサー親子によるフィリピン侵略

 白人キリスト教徒によるフィリピン侵略。米西戦争で、アメリカがスペインにとって代わり、マッカーサー親子は独立軍を殲滅にかかった。

10.大日本帝国と西欧列強の帝国主義の違い

 大日本帝国は、侵略ではなく防衛のための帝国だった。白人列強から日本および同胞の朝鮮人、台湾人、大陸のアジア人を防衛しようとした。

 白人帝国ロシア南下の脅威。日清戦争は朝鮮半島が戦場で、朝鮮は清やロシアに媚びて毅然と独立する状況になかった。三国干渉という白人列強の侵略行為。朝鮮半島の独立を認める。日本は自衛のために戦争を余儀なくされた。

 日本による人種差別撤廃提案は、圧倒的多数で採択されたものの、全会一致でないとして不採択になった。アメリカが日本を脅威と意識し始めたのは、日露戦争に勝った頃からで、満州を独占していると日本批判を始めた。

11.大日本帝国は植民地支配などしていない

 日本はアジア最後の砦だった。独自の軍事力で、アジアで独立を保つことができた独立主権国家は日本だけだった。日本の朝鮮統治は、侵略的な意図によるものと言うより、防衛的な必要性からだった。日本の朝鮮統治は植民地支配ではない。植民地を潤すために、本国が犠牲を払ったようなもの。

 朝鮮人と日本人を、少なくとも法的には、同じ日本人として対等に扱ったのが、日本の朝鮮統治だった。朝鮮人にハングルの教育を施したのが、日本の統治時代だった。このため、それまで低かった識字率が大幅に向上した。日本の皇室が朝鮮の王族に嫁がれたことは、日本と朝鮮が合邦して、対等に扱おうとした。八紘一宇は、世界は一家、人類は皆兄弟という日本の理想である。

12.日本は中国を侵略していない

 大東亜戦争は自衛戦争だった。日本の満州への進出は、侵略ではない。当時の満州はロシア領だった。日露戦争の勝利で、日本は満州の権益を獲得した。支那は、自国の領土かのように口を挟んでくる。国際条約によって満州の租借権を獲得した。五族協和・王道楽土の満州国。

 日本の大陸への進出は、パリ不戦条約を侵していない。支那事変は、中国共産党の挑発であり、国民党政府を日本と戦わせ、戦力を消耗させてから国民党を打倒し、共産党の国家を創ることを目指した。

13.アメリカによる先制攻撃の共同謀議

 日本の真珠湾攻撃は、卑劣な奇襲攻撃だったと信じられているが、追い詰められ自衛のために英米と戦端を開いた。それ以前に、フライング・タイガースは、アメリカの退役軍人が義勇兵として中国軍の航空部隊のパイロットをして、戦争を仕掛けたのはアメリカである。

14.大統領がアメリカ国民を欺いた

 アメリカを開戦に導いたのはルーズベルト大統領である。キンメル太平洋艦隊司令長官は、ルーズベルトの戦略(真珠湾をおとりにする作戦)を知らされていなかった。

 真珠湾の奇襲は、アメリカの罠だった。太平洋戦争は、アメリカの侵略戦争だった。南京大虐殺も、蒋介石政権のプロパガンダ機関が捏造した虚構であり史実でない。

15.大英帝国を滅ぼしたのは日本だった

 日本が大東亜戦争を戦ったことで、大英帝国は崩壊し滅びた。大東亜戦争に勝ったのは日本だった。アメリカにとって太平洋戦争は、日本が始めたものではなく、ナチスドイツに参戦したいアメリカが仕掛けた戦争だった。

 今こそ全ての日本人は、WGIPによる洗脳から解放され、真実を見つめなければならない。日本の戦争は、太平洋における対米戦争ではなく、アジアにあった大英帝国の版図での対英戦争テーマに語られるべきだ。

 大東亜戦争はアジア解放戦争だった。欧米列強の白人キリスト教徒たちから、差別され、搾取されてきた有色民族を救おうとした。日本軍の進攻は、歓喜をもって出迎えられた。

 万世一系の天皇の存在なくして、日本は日本でありえない。

2022.04.12:dai:[学習]

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