睡眠力

 以前、マットレス・メーカーのセミナーを受講したので報告します。今、日本人の5人に1人が睡眠不足であると言われ、睡眠不足の経済損失5兆円とも試算されている。

 従来、睡眠についてはきちんとした研究がなされて来なかったが、1963年、スタンフォード睡眠研究所の所長・西野Drにより「睡眠の科学」と言う論文(本)が出された。その中で、短時間睡眠は時代遅れであり、8時間は取るべきとの宣言が出された。3年前にNHKスペシャルで「睡眠負債」と言う番組を覚えている人もいるだろう。脳の筋肉の働き、感情、やる気、がん細胞、認知症の原因物質が脳に蓄積して行き、それに対し睡眠中に行われることは、ホルモンバランス調整、自律神経の調整、老廃物の除去、記憶、免疫力、休息である。特に、黄金の90分と言う時間帯があり、最初の90~120分にノンレム睡眠3,4集中する。自律神経や成長ホルモンにとって、万能サプリメントと言える。そして、人は眠っている間に進化するとのことである。

 上質な睡眠の6つのポイントは、①生活リズムを整える。②日中、適度な運動をする。③食事に気を付ける(タンパク質)。④就寝前の光の刺激を抑える。⑤深部体温を下げる。⑥高反発マットを使う。マットレスのメーカーのセミナーだけあって、最後は自社商品の宣伝となった。

2020.09.22:dai:[学習]

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