火起しでっぽ 〜キャリアネットワーク〜
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定例勉強会報告 2013年8月24日
キャリアネットワークの新人カウンセラー 高貝です。
残暑たけなわの8月24日(土)、山形県男女共同参画センター:チェリアにて、キャリアネットワーク恒例の勉強会が開催されました。
今回は大きく分けて以下3つのテーマで行われました。
(1)大学等におけるキャリア教育実践講習の受講報告
(2)就職活動に悩む大学生を想定したロールプレイング
(3)認知行動療法のキャリアカウンセリングへの応用・展開
(1)の講習は厚生労働省からの委託事業として、キャリアコンサルティング協議会が無料で開催しているものですが、知っているようで知らない、大学生の進学や就職の現状について情報を得る機会となり、その情報を共有致しました。
例えば、大学の数は平成元年時点で499校だったのが、平成24年には783校に増えており、院生も合わせた学生の総数はこの10年で約9万人増えて287万人になっています。
また、大学への進学者の割合は50.8%、二人に一人以上が大学へ進学しています。
次に、大学(学部)卒業生の就職率は2012年度で63.9%。
また、2009年3月大卒者の入社3年目までの離職率は、28.8%で約3割。なかでも教育関連や飲食・娯楽サービス業での離職率が高いようです。
(2)のロールプレイングは、カウンセリングの技術向上の為に行っているものです。今回は若手カウンセラーの方に対し、「よくいるタイプの就活に悩む大学生像」を、クライアント役として私・高貝が20ン年前に戻って演じ切りました。
...のはずだったのですが、「そんなに対応力のある学生が、面接に落ちまくって相談にくるか?」とごもっともなご指摘を頂きました(汗)。クライアント役としての技術向上も必要ですね
(苦笑)。
(3)認知行動療法の応用・展開ですが、先月のワークショップで学んだその手法を是非、カウンセリング場面で活かそう!と、喧々諤々、意見を交わし合いました。
その結果として、エントリーシートの書き方や面接での対応に悩みや問題を抱える学生達に対して、「アセスメントシート」と、「コラム法」の手法が活用出来る見通しが出てきました。
例えば、「エントリーシートで何も書く材料が無い」という学生や、「面接でどうしても緊張してうまく行かない」という学生が、どのような認知からそういった状況になっているのか明らかにし、
どんな対処をすべきか、他にどのような(より良い)考え方が出来るのか、といった考えにスムースに到達出来る様にサポートするツールが出来上がる見込みです。
そのツールの完成に向け、次回は9月21日(土)に勉強会を開催する予定です。
2013.08.25:
ムーミンパパ
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