年だからでなく年がいもなく

次にそれぞれのサプリメントについて下記の4つの切り口で検証してコメントを載せている
１：俗に期待されている効果
２：科学的に検証すると
３：副作用と禁忌
４：他の薬やサプリメントとの併用

52品について上記の4つの切り口でコメントを載せている
「がんに対する臨床試験や治験データーはないので効果ありといえない」というコメントがほとんどである

書き手の立場としては当然の結論である
民間で使用されているサプリメントに関するデーターはほとんどないからである
（１部学会でのその有用性が発表されてそのように記載されているものもある）

現在の日本のがんに関する医学界では、あくまでも3大療法が主役であり、代替医療について研究発表の必要性が求められていないのではないか
この点ではアメリカなどの大きく遅れをとっているといえるのかもしれない

サプリメントについて医薬品と同じような治験デザインで治験を行うことは、お金と時間がないサプリメント業者にとっては不可能なのである
国でもバックアップしなければ治験は不可能であるはず
だからサプリメントの科学的検証は国内では行われていないし、海外のデーターも少ない

そのような状況のなかでも、医者から見放された患者の中に、サプリメントで治した患者もいるし、医師の中で標準治療とサプリメントを組み合わせて末期がんを治した症例を公にしている事例もある

そのような情報が氾濫しているなかで、結局は患者自身が自分で情報を集め、選択していくしかない
この本はそのような患者にとっては基本的な参考資料としては役立つかもしれない

2011.02.06：choro：count(2,826)：[メモ/健康]
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