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プロフィール

2011年3月11宮城県南の亘理町で津波被害に逢い、慣れない避難生活の中で多くの皆様から力を頂きました。
その一つに亘理町の名産の苺で型取りしたキャンドル作りがありました。被災一年目の慰霊祭で全国から送られたメッセージ蝋燭を苺のキャンドルに再生する方法を教えていただき、女性チームで亘理のストロベリーキャンドルと名付けて製作ました。
物作りの楽しさと、購買いただいた方々からの感謝と励ましのお言葉や購入先で作品が活用されているポジティブな情報などで、自分たちにも社会の中で活躍できる場があるという嬉しい気持ちが持てるようになりました。お陰で仮設住宅での生活も明るく乗り越えることが出来ました。
幸いなことにチームメンバー全員が自宅を再建するなどして、仮設を卒業するとともにチームは解散。キャンドル作りも終了しました。
もう作ることはないと思っていたキャンドルでしたが、2016年秋に、被災地で手作り品を作るチームの支援活動をしている団体「りんくる」から、その年の4月に大きな震災で大変な思いをしている熊本支援のためにキャンドルを販売させてくれないかというオファーがありました。
3,11で計り知れないご支援を頂いたことに少しでもお返しができるなら、そしてその返礼のアイテムとしてこの小さな苺の形の蝋燭がお役に立てるならと思い、製作目的も活動趣旨も全く新たに「苺のキャンドル de 被災地応援」として活動を始めることにしました。

活動を始めるにあたって以下の点について拘っていこうと考えています。

* 被災地への支援に関心が深まりやすいように、被災地の地元の苺で型を取ること。現在は活動開始初のご縁となった熊本・南阿蘇村産の苺で型を取っています。

* 展示販売会では宮城の苺と熊本の苺を二つ並べてパックして販売します。
  震災と向き合って頑張っている熊本と宮城が手を結んで活動していることを来場された皆様に知って頂きたいためです。売り上げは被災地に送られます。

* 被災地の方々へ一方的に支援を送るのではなく被災地の皆さんが主体的に活躍していける応援を考えます。
 ご希望があれば、被災地でもキャンドルが製作できるように技術を伝えます。被災地の方々が地元の苺を自分たちでキャンドルにして、販売や各種イベントに活用する方法も応援していきます。


 日本中のどこで起きてもおかしくない、自然災害や様々な災難。苺のキャンドルを繋がりのアイテムとして活用しながら、多くの地域の人々と助け合っていくことができればと考えています。

始めは応援される側にいる人も、時間の経過の中で生活や考え方などが変化していきます。そのとき、今度は私たちも応援する側に!と思ったら、手をつないで新たに今一番応援を必要としている場所へ活動の輪を広げていこう!そう切に願っています。