アークス、ヤオコー その両社にとって一つのカギはボトムアップ経営。店の多様性は、現場の創意工夫によってしか生まれない。言い換えると、店を経営し、店の働き手の力をくみ取る若い元気のいい店長さんと、いつも買い手の気持ちになって考える主婦パートナーさんの力が、日本のスーパーマーケットを支えている。コンビニと食品専門スーパーは絶好調。ただ、その内容はずいぶん違う。徹底した中央集権のコンビニ。店の個性や現場の創意工夫を軸に置く食品スーパーマーケット。
同じ食品を売っていても、好不調に分かれ、また好調勢の中でも違う売り方がある。いい商品がすなわち、市場をつくるわけではない。カギを握るのは売り方なのだ。
最後はちょっと?いい商品も市場をつくると思うんだけど!