露天商

 私の本職ではない。手伝うことが多いため・・今回は、露天商の話をする。
 イベント販売という言葉が正しいかも。

 まず、会場に行ったら、駐車場と販売場所の動線を確認する。もちろん、最少の人数で販売するため、前日までに準備した写真入り看板を動線に合わせて設置する。主催者に怒られない程度に。やっぱりビジュアルな情報は必要だ。
 あとは接客。元気よく声を出すことは当たり前。そして、人を選んで声をかける。やはり、ターゲットは女性。お姉さん、お母さん、おばあちゃんの言葉の使い分けも大事だ。
 まず、「お姉さん」。自分と同じ程度であれば、必ず「お姉さん」。小さい子供を連れている若いお母さんはお姉さんと呼ぶ。見るからにばあちゃんでもお母さんと呼ぶ。自分の母親ぐらいの歳であれば、お母さんだ。
 じゃ、ばあちゃんは・・。3世代、2世代で、つまり家族できたお客様の場合は、ばあちゃんという言葉を使う。これが私の鉄則・・。
 この中で「お姉さん」の言葉は効く。「お姉さんだって!!」とか「お姉さんって、私?」などと言って、笑顔で私の販売物に興味を持ってくれる。もちろん、これで買った人はたくさんいる。やはり、言葉は大事だ。

 余談ではあるが、仮に子供が好きな食べ物を販売する場合の話。だいたい開店当初はそんなに売れない。その場合、どうするか?
 最初のお客さんの中で、イベント会場をまわりそうな雰囲気、ヘラヘラしそうな高校生に、無料でプレゼントする。ただし、条件が・・。「おいしい、おいしい」と言って、できるだけ長く時間をかけて食べろと指令する。やはり、ビジュアルな情報は必要だ。そうすると、客が増える場合がある。今までも何度か成功した。でも絶対じゃないよ。あくまでも参考として・・。
2008.03.02:主人:[商売の考え]