朝日町エコミュージアム|大朝日岳山麓 朝日町見学地情報
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朝日町の地酒「豊龍」を作る鈴木酒造(月山酒造に合資)は、朝日銀山の歴史とともに300年の歴史を誇る県内一小さな酒蔵です。杜氏がもろみの発酵する音を聞いて管理しています。酒蔵を訪ねお話をうかがいます。町外の方もお待ちしております。
日 時 2011年 2月 6日 午後1時半より 案内人 長岡秀典 定 員 15人(初めての方を優先いたします) 参加費 / 500円(保険料込み) 申込み / 朝日町エコミュージアムルーム TEL0237-67-2128(月曜休) →鈴木酒造について →フォトギャラリー(PC) |
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お話 / 佐竹啓次 氏(高田区長) ■高田地区について 高田は、標高300m。15戸の人口は39人。60歳以上の方が多い集落。いまだに五つの蔵も残っている。立派な石垣も素晴らしいよ。 みんなで力を合わせて元気にやりましょうということで、数年前から「ブナ、メダカ、ホタル」を柱に頑張っている。手作りの案内看板もあちこちに立ててあるが、これは10年前に引っ越していらした岩崎孝彦さんにお願いして作って貰ったんだ。岩崎さんは絵も堪能な方だ。なかなか洒落た看板で、すごく評判がいい。高田地区のいいとこは、良いものはすぐ取り入れるところ。欲張りって言われるかな。 ■ブナ 「ブナ」は250年も生きる木だそうだ。高田地区のブナ林は、戦時中の昭和19年に飛行機の材料として国に供出するために、原生林を伐採し、それから育った森だ。樹齢は65 年くらいだから、人間の歳になおすと、25、6歳くらいの若者だね。推定で400本ほどある。 以前は「ブナ」をわざわざ見ようという考えはなかった。しかし、このブナ林は宮宿から6kmのとても身近な場所にある。3年前から山形県の「みどり環境税」を利用して、ブナ林の美しさを身近に知っていただけるように力を入れてきた。 その一つが、一周りおよそ3.5kmある手作りの探索コース。なるべく人工的にならないように整備し、一部は獣道も利用する事によって、 人が頻繁に手入れをしなくても良いように考えた。途中には、棚田や30ヘクタールの地区所有の杉林、ヤマナシの大木、炭焼き跡、伝説が残る修験者の道も通る。展望台は2つ整備した。東展望台からは宮宿を一望でき、西展望台からはAsahi自然観を手前に朝日連峰の大パノラマを手にとるように見る事ができる。 恒例になった「ブナの森探索会」ではそれらを説明しながら区の皆さんと案内している。3回目の今年は雨にもかかわらず35人の参加があった。ブナの木肌につけられた熊の爪痕を見せたら、大人は怖がっていたが子供たちはとても喜んで見ていた。参加者の中には、「マイナスイオンを感じ、胃の病気が良くなったみたいだ」と、うれしい感想を話してくださった方もいる。 来て下さった方から喜ばれると、自分たちの力にもなる。今の高田地区の生きがいでもあるんだ。 (2010年7月取材 逸見なぎさ) 佐竹啓次さんプロフィール ※上記ダウンロードボタンより印刷用pdfファイルを開けます →高田ブナ林探索会の様子(PC) |
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白倉集落からAsahi自然観に至る途中のカタクリ群生地が、今年も一般に公開されました。可憐に咲く一面のカタクリの美しさに圧倒されます。
※所有者のご好意で開放されています。採取禁止です。 詳細情報は →Asahi自然観サイト(携帯) →Asahi自然観サイト(PC) お問い合わせ Tel 0237-83-7111 ※写真撮影/成原哲也さん(Asahi自然観支配人) |
エリア地区/立木〜朝日鉱泉
・登山の際は、事前に登山情報を必ずお確かめ下さい。 朝日山岳会(PC) 観光協会 観光協会(PC) 朝日鉱泉ナチュラリストの家(PC) (お願い) このサイトは、朝日町エコミュージアムがこれまで培ってきたデータを紹介することにより、郷土学習や観光により深く活用されることを目的に運営いたしております。 よって、サイト内で紹介しているほとんどの見学地は、観光地として整備している場所ではありません。夏は草が茂り道がなくなる場所もあるかも知れません。もちろん冬は雪に閉ざされます。また、個人所有の神社や建物等も一部含まれております。アクセスマップも細道までは表示されません。 予め御了承の上、見学の際は下記についてご留意下さるようお願い申し上げます。 ・安全に留意し危険な場所には近づかないで下さい。 ・マナーを守り、無断で個人敷地内に入らないで下さい。 ・不明な場所につきましては、エコミュージアムルームへお問い合わせ下さい。または、エコミュージアムガイドをご利用下さい。 Tel0237-67-2128(月曜休) |
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昨年町より出版された『朝日宝物がたり』を使って町をよく知るクイズ大会を開催いたします。家族で楽しめる豪華賞品を用意しておりますので、ふるってご参加下さい。 (東日本大震災のため延期となっていました) 日 時 5月15日(日)午前10時→12時 会 場 創遊館ワークルーム3・4 参加費 無料 内 容 子供の部、大人の部 ※町外の方も歓迎いたします。『朝日宝物がたり』やクイズ集をエコルームでお求め下さい。 賞 品 優勝 Asahi自然観コテージA棟宿泊券 2位 カフェ蔵5000円ランチ券 3位 りんご温泉3000円分入浴券 その他10位まで表彰いたします。 申込み エコミュージアムルーム TEL 0237-67-2128 ※上記よりチラシをダウンロードできます。 |
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お話/佐竹啓次さん(高田区長)
■きっかけと整備
ビオトープは平成16年に造った。きっかけは、公民館が新しくなった時に、減反休耕田になって荒れている裏の景観だった。なんとかしようということになり、地主の方にも協力してもらいメダカやホタルの棲む池を造ることになったんだ。
池に流れ込む堰は、地区の方々と相談して、町の志藤六郎村おこし基金を使って、地元の建設会社に頼んで整備した。石は上郷のものを使った。
■朝日町在来メダカとの出会い
メダカは大谷の渡邉勝美さんから譲っていただいた。有名な宇宙メダカを育てている天童市の佐藤政則さんに相談したら、渡邉さんが溜め池で朝日町の在来種を守っていることを教えて下さった。昔は身近な川にいたのになぁ。
最初は14匹からスタートしたけれど、今ではたくさんいる。今年も小さいメダカがたくさん生まれた。2年位生きるみたいで、親と子供とひ孫という感じで、3世代いるようだ。
■管理
周りの草は、地区の方々がボランティアで刈ってくれている。刈るのは大変な作業だけど、みんなやる気まんまんでしてくれている。今年は3回くらい刈ったかな。池の浮き草はメダカの隠れ場になっているけれど、そのままにしておくと水も見えなくなるほど増えてしまうので、度々取り除いている。
■様々な生き物の住処
ここには丸々太ったトノサマガエルやウシガエルもいる。太っているのはメダカを食べているからじゃないかな。身近に見かけなくなったイトトンボも、ここには3種類程いる。この前は、何十年かぶりでカワセミが飛んできた。サギもよく来る。メダカやカエルを食べているんじゃないかな。タニシもカワニナもたくさんいる。このカワニナをゲンジホタルの幼虫が食べているんだ
■ホタル観賞会
ホタルはだいたい6月20日から7月10日まで見られる。ピークは、その年にもよるけど6月28日あたりかな。夜でも気温が高く、湿った空気の時にたくさん見られる。
毎年、スイカや飲み物を準備してホタルの鑑賞会をみんなで楽しみながらやっている。こんな小さな堰に、ホタルがずらぁと来るから「何でこんなに多くホタルが来るのか」「不思議だ」と、みんな感心して見ていく。特に子供たちがすごく喜んでくれて、その顔を見ると、また整備を頑張ろうという活力になってくる。メダカもホタルも、地区のみんなで育ててきたから、見学に来てもらえるのがとてもうれしいんだ。
(取材/2010年7月 逸見なぎさ)
上記ダウンロードボタンよりPDFファイルを開く事ができます。
→渡邉勝美さんのため池
→佐竹啓次さんプロフィール
→メダカとホタルの里マップ
→高田のブナ林