朝日町エコミュージアム|大朝日岳山麓 朝日町見学地情報

 昭和53年、用の当時小学6年生だった斉藤正弘君と渡辺政紀君が発見。ヤマガタダイカイギュウは800万年前の海にすんでいたほ乳類で、ステラーカイギュウ(18世紀に絶滅)の祖先にあたるものではないかと考えられています。 海牛類の進化を知る上で世界的に貴重なもので県指定文化財となっています。

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ガイドブック『五百川峡谷』
五百川峡谷の魅力
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お話/佐竹啓次さん(高田区長)

■きっかけと整備
 ビオトープは平成16年に造った。きっかけは、公民館が新しくなった時に、減反休耕田になって荒れている裏の景観だった。なんとかしようということになり、地主の方にも協力してもらいメダカやホタルの棲む池を造ることになったんだ。
 池に流れ込む堰は、地区の方々と相談して、町の志藤六郎村おこし基金を使って、地元の建設会社に頼んで整備した。石は上郷のものを使った。

■朝日町在来メダカとの出会い
 メダカは大谷の渡邉勝美さんから譲っていただいた。有名な宇宙メダカを育てている天童市の佐藤政則さんに相談したら、渡邉さんが溜め池で朝日町の在来種を守っていることを教えて下さった。昔は身近な川にいたのになぁ。
 最初は14匹からスタートしたけれど、今ではたくさんいる。今年も小さいメダカがたくさん生まれた。2年位生きるみたいで、親と子供とひ孫という感じで、3世代いるようだ。

■管理
 周りの草は、地区の方々がボランティアで刈ってくれている。刈るのは大変な作業だけど、みんなやる気まんまんでしてくれている。今年は3回くらい刈ったかな。池の浮き草はメダカの隠れ場になっているけれど、そのままにしておくと水も見えなくなるほど増えてしまうので、度々取り除いている。

■様々な生き物の住処
 ここには丸々太ったトノサマガエルやウシガエルもいる。太っているのはメダカを食べているからじゃないかな。身近に見かけなくなったイトトンボも、ここには3種類程いる。この前は、何十年かぶりでカワセミが飛んできた。サギもよく来る。メダカやカエルを食べているんじゃないかな。タニシもカワニナもたくさんいる。このカワニナをゲンジホタルの幼虫が食べているんだ

■ホタル観賞会
 ホタルはだいたい6月20日から7月10日まで見られる。ピークは、その年にもよるけど6月28日あたりかな。夜でも気温が高く、湿った空気の時にたくさん見られる。
 毎年、スイカや飲み物を準備してホタルの鑑賞会をみんなで楽しみながらやっている。こんな小さな堰に、ホタルがずらぁと来るから「何でこんなに多くホタルが来るのか」「不思議だ」と、みんな感心して見ていく。特に子供たちがすごく喜んでくれて、その顔を見ると、また整備を頑張ろうという活力になってくる。メダカもホタルも、地区のみんなで育ててきたから、見学に来てもらえるのがとてもうれしいんだ。
(取材/2010年7月 逸見なぎさ) 
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渡邉勝美さんのため池
佐竹啓次さんプロフィール
メダカとホタルの里マップ
高田のブナ林

 秋にスズメバチが来るのはひどいね。亀蜂(キイロスズメバチ)も来るけど、ひと回り大きい熊蜂(オオスズメバチ)も来る。数匹でかがって二時間くらいで皆殺される。
 ガマガエルも来る。よく箱の下からくぐって出てきて、静かにじっとして蜂を食っている。けっこう食っているんだ。かわいそうで殺せないから、用の橋の向かいさ置いてきても、三日も経つとちゃんと戻ってきている。(遠藤理さん/栗木沢)

 熊には最近、特にやられる。猟友会へ有害駆除をお願いしたりするんだ。採蜜期にやられるのはどうしようもない。巣箱を移動するにも近いと戻ってしまうから、蜜源を一ヵ所あきらめることになるんだ。最近はやられそうな場所は、あらかじめ牛用の電気牧柵を使うようになった。(安藤光男さん/宮宿)

取材/平成6年(1994)
 もともと、うちのリンゴを受粉させるのが一番の目的で飼った。人工受粉では、全部くっつけるのは大変だからね。さくらんぼに置くようになって、なり過ぎて困るほどなるようになった。
お話 : 設楽弥八さん(和合)

 ミツバチを飼う前は、マメコバチを花粉交配用に飼っていた。取ってきた葦を仕掛けておくと、花粉を運んできて卵を産むんだ。次の年の春にそこから生まれて働く仕組みだね。寒い時も飛ぶからいいんだけれど、リンゴの花の時に出てくれる確実性がないし、蜂数もミツバチと比べたらまるで少ないからね。
お話 : 渡辺進太郎さん (送橋)

 イチゴ、ナシ、メロン、スイカ、サクランボ、モモ、リンゴと、今は花粉交配の仕事が増えたね。人間の手は、花の成熟が分かってないけれど、蜂はちゃんと分かっているんだ。自然界はそうなっているのだから、虫の方が確実なんだ。
お話 : 多田光義さん(太郎)

 ミツバチは、花の少ない季節以外は、独特の限定訪花性を持っているから、同じ種類の花だけをめぐって働いているんだ。リンゴだったらリンゴ。タンポポだったらタンポポだけを訪花している。足に付けている花粉だんごを見ると、必ず一色だから分かるんだ。植物にとっては、ありがたい習性だね。自然はうまくできている。
お話 : 安藤光男さん(宮宿)

取材 : 平成6年(1994)
 彼岸の頃、川通りのばあちゃんは「マスノスケは夜中に「マスノスケ今ここ通る!」と言いながら最上川を歩いてくんなだ。それを聞くと死ぬなだ」と教えてくれた。おっかなくてがらがら寝るんだっけ。マスノスケは、キングサーモンのことをいう。昔、少しは上ってきたんだ。

お話 : 熊坂正一氏(最上川第一漁業協同組合代表理事組合長)取材 : 平成18年

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 見学会・展示・シンポジウムなど「催し」のスタッフや、空いている時間に「宝の聞き取り調査」などを手伝って下さるボランティアを募集しております。
 詳しくはエコルームまで 電話0237-67-2128
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朝日町エコミュージアム30周年記念事業として、フォトコンテストを開催いたします。皆様からのたくさんのご応募お待ちしております!


朝日町エコミュージアムサテライトフォトコンテスト
■募集期間:平成31年4月 〜令和2年1月31日(金)  ※当日消印有効
■テーマ:朝日町エコミュージアムサテライトの四季折々の風景・祭り・暮らしなどを撮影したもの。
■応募資格:プロ・アマチュア問わず、どなたでも応募可。
■表彰: 最優秀賞 1点(朝日町の特産品が買える商品券 3万円分)
    優秀賞  2点(朝日町の特産品が買える商品券 1万円分)
    入 選 10点(朝日町の特産品が買える商品券 3千円分)
■発 表: 2月下旬予定
■問合せ先:
NPO法人朝日町エコミュージアム協会フォトコンテスト係
TEL・FAX 0237-67-2128 ※9:00〜17:00 月・木曜休み

詳しいチラシは上記↑ダウンロードボタンよりpdfファイルを開いてご覧ください。
朝日町エコミュージアムの催しや聞き書きノート、ホームページの更新情報などを随時お知らせ致しております。

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「朝日町から見える大朝日岳ビューポイント33めぐり」紅葉の季節。かつての朝日山岳信仰の第二遥拝所だった野々山虚空蔵堂をはじめ、朝日鉱泉や愛染峠から迫力ある大朝日岳の姿を間近に眺めます。昼食は朝日鉱泉ナチュラリストの家で山水で冷やされたおいしい手打ちそばをいただき、帰路は紅葉で美しい「朝日川十景」もたどります。朝日町の紅葉をたっぷりご堪能下さい。

日 時 10月21日(日)午前9時〜午後2時半
案 内 西澤信雄(朝日鉱泉ナチュラリストの家代表)
参加費 500円(昼食代は別途ご負担下さい)
申込み 10月16日まで 左記申込みフォームもしくは電話で
主 催 朝日町エコミュージアム案内人の会

大朝日岳ビューポイント33
 日常では見られなくなってしまった町の花「ヒメサユリ」を、栽培を通じて普及・PRすることを目的として、平成9年に結成されました。椹平の棚田を見下ろす一本松公園には、種を植えてから開花まで6年の歳月を費やして育成した在来種のヒメサユリが数多く見られるようになりました。ポット入り苗の頒布も試みられています。
※写真は会長の長岡嘉一郎さん
あけましておめでとうございます。
エコミュージアムコーナーのパネル展示を更新しましたので、近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

〔大谷風神祭篇2〕
■大谷のお神楽(代々神楽)志藤富男さんのお話
■大谷の花火打ち上げ 白田寿春さんのお話

会場/朝日町エコミュージアムコアセンター「創遊館」エコミュージアムコーナー
(ギャラリーの隣)朝日町宮宿2265
 リンゴ、キハダ、トチノキ、ニセアカシヤ、夏の草花の蜜を採っている。やっぱり一番は六月に咲くトチノキだね。全ての花が蜜源だったらいいんだけれど、採蜜できるほど大量の花蜜を出してくれる植物は数えるほどしかないんだ。今となっては、東北地方のようなトチやニセアカシヤを抱えている山は最も恵まれた蜂場だね。
 採蜜は、朝早くて大変だ。朝の3時に起きて現場に向かい、夜明けと共に始める。花から集めてきたばかりの蜜は、まだジュースみたいにトロトロしている。蜂たちは、一昼夜かけて羽であおいだり、口移しで伸ばしあったりして、発酵しない濃度になるまで水分を蒸発させるんだ。だから、まだ蜂が働きに出て戻らない朝一番に採蜜しなければならないんだ。
 まず、ハチミツの入っている巣をそっと巣箱から抜き出して、思いっきり上下に振って蜂を振り落とす。落ちないでくっついている蜂は、刷毛を使ってそっと払い落とす。たまっている巣だと、一枚に一升もたまっているから重労働だね。一箱で七?八枚抜き出したら、トラックに積んである遠心分離機に持っていって、専用の蜜刀で「蜜ぶた」を切る。蜜が濃縮されると蜂たちはふたをしてしまうんだ。それから巣枠の外側に作った無駄巣も切り除く。そして遠心分離機に入れて回す。昔は手回しだったけれど、今はモーターで回している。新しい巣は、壊れないように加減して回すんだ。すると遠心力で、どんどん蜜がふっとばされて出てくるんだ。洗濯機の脱水と同じ原理だね。蜜を金網でろ過して、一斗缶に詰めて持って帰る。トチノキの季節に一箱で五升以上の採蜜を三回できたら、大収穫だな。
お話 : 安藤光男さん(宮宿)
取材 : 平成6年(1994)
 朝日連峰の猿渡、ヌルマタ沢一帯は県の自然環境保全地域となっている。この一帯はブナやミズナラを主体とする優れた天然林で、原生林地帯としては朝日山地の中でも朝日俣流域とともに最も貴重な原始的自然林地帯です。とくに御影森山、焼野平に向かう緩斜面は樹高25メートルに及ぶブナ極相林が発達し、朝日山系随一の美林となっています。
※『郷土学習辞典』より抜粋
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※登山の際は、事前に登山情報をお確かめ下さい。
朝日山岳会(PC)
観光協会
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朝日鉱泉ナチュラリストの家(PC)
 
 河川舟行の守護神として祀られたのだろうと考えられています。地区民にとっては風邪の神やとりしゃぶき(百日咳)の神としても信仰されています。町内で二番目に古いとされる享保7年の「繋馬図」があります。
※『大谷郷』より抜粋

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※分かりづらい場所にありますので地元の方にお尋ね下さい。
 ニ渡観音は応永2年(1395)に建てられた町内でも古い観音堂で。堂内の縁起書によれば「白田内記家の先祖が月山参りの途中、白髪の老人に逢い『私はニ渡りの神なり、郷里に帰りニ渡の社を建て信心すれば必ずや村を守るであろう』というお告げがあったので社を建て自ら別当となった。」とあります。徳川将軍より二石六斗のご朱印状を受け、格式ある神仏として崇拝されてきました。
『大谷郷』より抜粋
五百川三十三観音第16番札所(聖観世音)朝日町大谷1858
五百川三十三観音縁起
五百川三十三観音霊場一覧
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※大谷往来館や峯壇公民館のそばです。
秋葉山エリア(大谷)